A.慢性胃炎、胃十二指腸潰瘍、急性胃粘膜病変、胃がんの原因となりうる菌です。
A.日本では40歳以上の人の7割が感染していると推計されていて、 若い人ほど感染率は低くなります。
A.ピロリ菌感染経路は、経口感染と考えられております。 上下水道が整備されていない時代にお生まれの方や、海外旅行などで、 衛生設備が不十分な環境で生活された方などが、感染されている可能性があります。
A.胃炎や胃潰瘍を生じた場合、胃痛、胃もたれを生じますが、多くの場合、無症状です。
A.上部消化管内視鏡検査やピロリ菌感染の有無を調べたほうがよいでしょう
A.なります。除菌することにより、これが治癒することも珍しくありません。 ぜひ、ピロリ菌感染の有無を検査してください。
A.なりえます。胃がんのおよそ9割は、 ピロリ菌によって引き起こされた慢性胃炎を基礎疾患に持つと報告されております。 ピロリ菌は、胃の老化をもたらし、胃がんを発生させます。
A.可能と考えます。しかし、ピロリ菌の除菌に成功した場合でも、 過去のピロリ菌感染の記憶(ピロリ菌による傷跡)が残ります。 100%予防することはできませんが、胃がん発症の確率を低下させます。 また、ピロリ菌を原因としない胃がんもあるため、やはり、ピロリ菌の除菌のみでは、胃がんを完全には予防しえません。
A.除菌を行ってください。2009年の日本消化器病学会からは、 “ピロリ菌感染者は、原則として除菌を行う”よう、コメントされております。
A.先に述べましたが、過去のピロリ菌感染の記憶(ピロリ菌による傷跡)が残ります。 ピロリ菌の除菌に成功した場合であっても、胃がんを100%予防できません。 ピロリ菌を原因としない胃がんもあるため、定期的な、胃がん検査は必要です。
A.当院では、ピロリ菌便中抗原検査を行っております。その理由は、高い検査精度と、患者様ご自宅での検査が可能だからです。 そのほか、尿素呼気テストや、血中尿中ピロリ菌抗体測定があります。
A.抗生物質と胃薬を組み合わせ、7日間服用していただきます。
A.軽度の下痢を生じる方がおられます。これは、一時的なもので、除菌療法後には、消失します。
A.およそ9割の方が、除菌に成功されます。(一次除菌)
A.抗生物質を変更し、再度7日間服用していただきます。 この場合のピロリ菌除菌成功率は、およそ9割です。(二次除菌) これでも失敗された場合、薬剤耐性のピロリ菌感染が疑われるため、 大学病院等に、三次除菌を依頼することになります。
A.再感染する可能性はあります。上述したように、不衛生な環境での生活が、ピロリ菌感染の危険因子となります。
A.胃十二指腸潰瘍で治療中の方に限り、保険適応となっております。 胃がん予防のためのピロリ菌除菌療法は、保険適応外です。