シルデナフィル錠50mgVI「YD」

ジェネリックバイアグラの第二弾です。
8月4日(月)に市販されます。
「YD」というのは、陽進堂の略です。
東和薬品製シルデナフィルよりも、お求めやすい費用で提案できそうなため、当院での採用を決定しております。
費用については、後日お知らせいたします。

陽進堂というメーカーを、ご存知の無い方もいらっしゃると思います。
ジェネリックメーカーは、自社の製造プラントを有し、そこで医薬品を作り、市販していると考えている方が殆どだと思いますが、実は、そうではありません。
医薬品は、星の数ほどでは無いですが、非常に多くの種類があり、ジェネリック医薬品も同様です。
その全てに対して、製造プラントを有すことは、実際のところ無理が有ります。
では、どうするのかと申しますと、
・全てを外注し自社ブランドとして市販する
・主成分(原薬といいます)を他社から購入し製造する
などの方法を取ります。
必ずしも、すべて自社で賄っているとは限りません。
陽進堂は、どちらかと言うと、原薬を製造し、ジェネリックメーカーに卸している製薬会社(原薬メーカー)になります。
ジェネリック医薬品として、各社から市販されている薬剤であっても、元を辿れば同じだったなんてことも良く有ります。
OEMと言えば、イメージがつかみ易いでしょうか。

今回、陽進堂から市販されるジェネリックバイアグラことシルデナフィル錠50mgVI「YD」ですが、実は、原薬は自社生産で無く、他社から購入しているそうです。
(因みに先行している東和薬品は、自社プラントで製造しているとの事です)
名前は伏せますが、世界有数のジェネリックメーカーが購入元です。
東和薬品の比では無いくらい、世界的な大手ジェネリックメーカーです。
しかも、この製薬会社ですが、本家バイアグラの販売元であるファイザー社と、ジェネリック医薬品の開発、製造、流通、販売について、長期的な業務提携を結んでいます。
業務提携は、効率化を図るのが目的です。
そうなると…
いろいろ書き込みたいところではありますが、大人の事情もあるので、皆さんの想像にお任せします(笑)

ただ一つ言える事は、この度市販されるシルデナフィル錠50mgVI「YD」は、メーカーが持参した資料では、本家バイアグラと全くと言っていいほど同様の薬剤プロフィールを示していることです。
限りなく、本家ファイザー製バイアグラに近いものと考えられます。
東和薬品製シルデナフィルは、OD錠(口腔内崩壊錠)であり、場合によっては水なしでも服薬できるため利点もございましたが、胃内pH(ペーハー)が高い時に溶出度が低下するため、ファイザー製バイアグラ以上に食事の影響を受けることが欠点でした。
また、制酸薬(胃薬)を服用している方も、溶出率の低下が危惧されました。
しかし、陽進堂製は、そのような事は有りません。
陽進堂製は、OD錠(口腔内崩壊錠)ではなく、通常のタイプとなります。

因みにですが、あすか製薬から8月後半にジェネリックバイアグラが市販予定となっております。
価格に関する優劣は、無さそうです。

当院のジェネリックバイアグラに関するポリシーを挙げますと、
① 品質
② 価格
③ 安定供給
です。
外国製に比較すれば、その品質は安定している国産製ではありますが、やはり十分な検討は必要です。
どこかのジェネリックメーカーの様に、薬剤の中にガラス片が混入したなど、安全性に問題が有ってはなりません。
価格に関しましては、今後、メーカー間の競争が激しくなることにより、もう少し期待できるのかもしれません。

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