Archive for the ‘服用できません/注意が必要です。’ Category

服用に注意が必要です

土曜日, 7月 11th, 2009

抗HIV薬を服用中の方、レビトラは服用できません。
その他のED治療薬バイアグラシアリス)は、服用可能ですが、併用により、血中濃度の上昇の恐れがあるため、少量からの服用が勧められています。

水虫などの抗真菌薬を服用中の方、レビトラは服用できません。
塗り薬(外用薬)は、併用可能です。
その他のED治療薬(バイアグラ、シアリス)は、服用可能です。

鎌状赤血球症や多発性骨髄腫、白血病など血液の病気をもたれている方、ED治療薬の服用にあたり、注意が必要です。
これらの病気がある場合、持続勃起症を発症したり、血が止まりにくくなったりします。
治療により、病状が安定されている方は、バイアグラ、レビトラ、シアリスの服用は可能です。

胃十二指腸潰瘍で治療中の方、バイアグラ、レビトラ、シアリスの服用に注意が必要です。
ED治療薬は血管拡張作用を持っているため、潰瘍から出血がある場合、出血が増悪する恐れがあります。治癒されている場合、これらの服用は問題がありません。
しかし、この点に関しては、全く逆の報告も有ります。
胃潰瘍など胃粘膜傷害を来した例に対して、シルデナフィル(バイアグラ)が、この粘膜傷害の治癒を促進したとするものです。
活動性の胃十二指腸潰瘍が有る場合は、勃起薬の服薬以前に、安静を保ちましょう(笑)

≪重要≫不整脈薬を服用中の方は確認してください

水曜日, 7月 8th, 2009

最近使用頻度の多くなっている塩酸アミオダロン(抗不整脈薬)ですが、これを使用中の方は、バイアグラレビトラシアリス、いずれのED治療薬も服用できません。
塩酸アミオダロンの薬剤名は、アンカロン、アミオダロン塩酸などです。

抗不整脈薬のうち、クラスⅠA、クラスⅢに分類されるものを使用中の方、レビトラは服用できません。
主な薬剤は、アミサリン、リスモダン、キニジン、シベノール、ピメノール、アンカロン、ソタコールなどです。
抗不整脈薬を服用の方は、注意が必要です。主治医との相談を要します。

網膜色素変性症と肝疾患、腎疾患とED治療薬の飲み合わせ

土曜日, 7月 4th, 2009

網膜色素変性症の方、残念ながら、バイアグラレビトラシアリス、いずれの勃起薬も服用できません。
網膜色素変性症は、夜盲症ではじまり、進行性に視野狭窄や視力低下を生じ、いずれ失明に至る病気です。
ホスホジエステラーゼ6(PDE6)の遺伝子異常が認められます。PDE5阻害剤であるED治療薬は、それに影響を及ぼす可能性があります。

重度の肝機能障害(肝硬変症など)をお持ちの方、バイアグラ、レビトラ、シアリス、いずれの勃起薬も服用できません。

人工透析を必要とする重度な腎機能障害(慢性腎臓病、慢性腎不全)をお持ちの方、レビトラは、服用できません。
容量用法に注意を要しますが、バイアグラ、シアリスは、服用可能です。

人工透析を必用としていない場合、容量用法に注意を要しますが、バイアグラ、レビトラ、シアリスは、いずれのお薬でもED治療可能です。

病状が安定してからにしましょう

金曜日, 7月 3rd, 2009

最近6ヶ月以内に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を発症した方は、残念ですが、バイアグラレビトラは服用できません。
最近6ヶ月以内に脳梗塞や脳出血、最近3ヶ月以内心筋梗塞を発症した方は、シアリスは、服用できません。
症状が安定した後、服用が可能となります。
病気のため運動制限を指示されている方や、硝酸剤(ニトログリセリン系薬剤)を服用されている方はED治療薬は服用できません。
、ED治療にあたり、主治医との相談が必要です。

ED治療を行う前に、確認しなければならないことがあります。
重要な点ですので繰り返します。
心筋梗塞や狭心症などの心臓病で、硝酸剤(ニトログリセリン系薬剤)を、使用中の方は、残念ながら、バイアグラ、レビトラ、シアリス、いずれのED治療薬も服用できません。これらを併用した場合、生命に危険を及ぼす恐れがあります。
残念ながら、服用できません。
その理由ですが、心臓に負担がかかるから…ではなく、単純に飲み合わせの問題です。
ED治療薬と硝酸剤(ニトログリセリン系薬剤)を併用した場合、過度の血圧低下が出現する恐れが有ります。
これによって、体に害が及ぶ可能性が有る為です。
心機能の問題ではございません。

硝酸剤(ニトログリセリン系薬剤)ですが、長期に服用していると耐性が生じ、効果が減弱する事が知られています。
つまり、漫然と服薬を続けていても、効果が無い、意味が無い場合が有ります。
(例外として、シグマートⓇ(ニコランジル)は、耐性の生じにくい薬剤とされています)
一度、主治医に相談してはいかがでしょう?
運動制限を指示されていなければ、常用薬の飲み合わせの問題がクリアーされれば、ED治療薬の服用が可能かもしれません。

心疾患の場合、硝酸剤(ニトログリセリン系薬剤)以外にも、抗不整脈薬の併用の問題もございます。
ED薬の服用の可否は、ご自身で判断せず、専門家にご相談ください。