偽造ED治療薬と健康被害低減対策の経済学的考察



偽造ED治療薬による健康被害を減少のための対策-経済的な側面-

 第20回日本性機能学会東部総会での報告です。
東邦大学医学部社会医学講座衛生学、杉田稔先生。
多少の解説を加えながらご紹介いたします。

現在全世界で、勃起不全治療薬の偽造品のみではなく、偽造医薬品自体の市場規模はかなり大きく、 当然ですが、その消費量も莫大なものです。 偽造医薬品は、粗悪なものが多く、健康被害、死亡例も報告されています。
偽造医薬品は、先進国よりも発展途上国ほど流通規模が大きく、 勃起薬(PDE5阻害薬:バイアグラレビトラシアリス錠) の偽造医薬品の市場規模も非常に大きく、さらに拡大傾向にあります。
本報告は、勃起薬を例として、経済学的に、これを分析しています。 分析の中心は、本邦における偽造医薬品の供給・消費による健康被害リスクとその入手簡便性に注目しています。

最近の日本に偽造勃起薬の市場規模は、正規勃起薬市場の大きさの2.5 倍程度と推定されています。
偽造勃起薬の価格は、正規勃起薬の価格とほぼ同等程度。
しかし、偽造品の市場規模が大きいのはなぜでしょう?
最近、シンガポールで偽造勃起薬の使用に関連する健康被害が認められました。
その内訳は、死亡例4例、昏睡例7例と入院例50例とのことです。 重症な場合も多く、また、これらの報告は、公となっているもののみであり、軽微な健康被害を含め多場合、被害者数は計り知れません。
偽造勃起薬による健康被害は無視できません。
また、本邦に目を向けると、正規ED治療薬を入手するためには、病院やクリニック等の正規医療機関を受診、医師に処方していただく必要がございます。 多くの場合、処方箋を持って、調剤薬局で、お薬を受け取る必要があります。
現在は、その場に出向かなくても、なんでもネットなどで購入できる時代です。 偽造ED治療薬の入手経路は、おもにインターネット通販であり、来院の手間が必要がありません。
そのため、流通量が正規ED治療薬よりも多くなっています。

今回、偽造勃起薬による健康被害の危険性と、その入手簡便性に焦点を当て、 需要と供給の価格と数量への影響を需要曲線と供給曲線から経済学的に分析しています。
その結果は、当然とは思いますが、健康被害の危険性が入手簡便性より上回っています。
まず、正規ED治療薬と同様の効果が得られない事が多いこと、健康被害が出現した場合、 なんの保証も得られない、当然、医療費が高額になること、などがあげられます。

処方の手間については、問題が残っています。
法律上の問題と皆様の健康状態をチェックする必要があり、来院は必要になってしまいます。 しかし、調剤は、院内でも可能と考えます。ここで、手間を一つ省けます。
また、一般クリニックや調剤薬局では、ED治療薬の扱いが少量のため、在庫を抱えるリスク等により、費用が高額になりがちです。 また、処方に不慣れなドクターも多く、その場合は、やはり、診察料と称した費用が高くなりがちです。
是非、私たちスカイクリニックへいらしてください。
簡便に、簡単に、正規ED治療薬を処方させていただきます。
やっぱり、手間と費用ですよね。来院は、これはどうにも省けません。費用は、頑張って、勉強いたします。。。

勃起薬を処方する場合、シンガポールの事例のような健康被害リスクについてその患者様に説明して、 決して処方菱なしで正規の薬局以外から偽造ED薬を入手しないように警告しています。
また、最後に追加があったのですが、偽造ED治療薬の供給には、大規模な不正組織が関与している可能性があるとのことです。 しかも、その収入が違法な組織や大量殺裁兵器の開発・製造の資金 源となっているという情報もあるそうです。
したがって、PDE51偽造医薬品の問題は、私たちの生活の質や健康被害だけの問題だけでなく、世界的な治安・安全保障の問題でもある、と締めくくられています。
偽造ED治療薬ですが、”偽造”なわけで、当然、違法な組織が絡んでいるとは思いましたが、安全保障にも絡んでくるとは、正直、そこまではあまり考えていませんでした。
なんとも怖い世の中ですね。
みなさん、正規ED治療薬は、池袋スカイクリニックで処方を受けましょう。


バイアグラ処方は池袋スカイクリニック