Archive for the ‘EDの原因’ Category

5大疾患

金曜日, 7月 8th, 2011

厚生労働省から先日発表がありました。
ガン、脳卒中、心臓病、糖尿病の従来の4大疾患に、精神病を加え5大疾患とし、重点的に対策を行うとするものです。
精神疾患の患者数が、2000年を超えた頃から、著しく増加しています。
ED治療との関係も考えさせられます。
なぜかというと、最近、20~30代のED患者さまが増えております。そのほとんどが、メンタル的な問題を抱えていたり、仕事、人間関係などのストレスからEDになったりと、いわゆる心因性EDの方です。

先日来院されたEDで悩む若者との会話の一部です。見るからに疲れていそうな若者でした。
「最近、若い方多いですよ。御自身だけでなく、同じ悩みを持っている若い方おおいですよ」と、お話しいたしました。
ずっと、自分ひとりで悩まれていた様子で、このことをお話ししただけでも、みるみる表情が明るくなって行きました。
EDの改善だけでなく、悩みが解消することにより、生活全般が好転することを願います。

今の世の中、すすむ方向が少し間違ってしまっているのでしょうか?
ストレスにさらされている若者もいれば、あほな言動態度で辞任(普通解雇ですよね)してしまう政治家もいます。

ED治療薬で、血圧は上がる?下がる?

日曜日, 8月 16th, 2009

高血圧で治療中の方へ。
ここで質問。
ED治療薬を服用すると、一般的には、血圧は、上がる?下がる?

答えは、血圧は低下します。
バイアグラレビトラシアリスは、PDE5阻害剤に分類されるED治療薬です。
先にもお話していますが、ED治療薬は、血管拡張作用を持ち合わせています。血管拡張すると、血圧が低下します。

バイアグラ、レビトラ、シアリスの血管拡張作用…
一般的な降圧剤の多くは、血管拡張作用により、血圧を低下させます。
アダラートやアムロジン、ノルバスク、ニバジール、カルブロックなどのカルシウム拮抗薬や、レニベース、ロンゲス、エースコールなどのACE阻害薬、ニューロタン、ディオバン、ブロプレス、ミカルディス、オルメテックなどのアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ARB)は、血管拡張作用を有します。
最初に市販されたED治療薬であるバイアグラは、心臓病用の薬として開発されていたのは有名な話ですね。似た作用があるわけです。

ED治療薬を服用すると、どのくらい、血圧が低下するか、書き忘れました。
バイアグラ、レビトラ、シアリスを服用すると、およそ5mmHg前後低下します。
この値は、じっとしている状態での値です。
sex中は、興奮状態にあり、血圧は、上昇すると思われます。
お酒を飲まれている場合も、血圧は変動すると思われます。血圧は、上昇するか低下するか、飲酒の程度等によってしまいます。

バイアグラ、レビトラ、シアリスを服用する場合でも、降圧剤は、継続で服用しましょう。
ED治療薬で、血圧が下がるといっても、軽度ですから。
降圧剤を中止したことによる、血圧上昇の方が心配です。
誤解しないでくださいね。

血圧が極端に高い方(170/100以上)、血圧が極端に低い方(90/50以下)は、ED治療薬の服用できません。
バイアグラも、レビトラも、シアリスもです。先にも、書き込みましたので、確認してください。
血圧の治療をしっかり受けていれば、ED治療薬の服用は可能です。
重要事項なので、再度、書き込みます

うつ病と勃起不全(ED)

水曜日, 6月 24th, 2009

うつ病と勃起不全についてです。
うつ病の場合、勃起障害(ED)のリスクは、正常者に比べ、およそ2~3倍と言われています。
うつ病治療中の方の方が、リスクが高いとの報告もあります。抗うつ剤の影響もありそうです。
ED治療薬である、バイアグラレビトラシアリスを使いEDを治療すると、うつ病が改善する!?とのことです。
(ホルモンのバランスや新陳代謝の活性化など、様々な理由がありそうです)
EDで自信が失われれば、うつもEDも悪化する…EDは、男の尊厳にかかわるものです。
治療しないてはないです!!!

この不景気で、うつ病の方が増えてます。同様に勃起障害(ED)の方が増えていると、有病率の項で取り上げました。
うつ病で、抗うつ薬を服用の方、EDな感じないでしょうか?仕事、職場のストレスでうつになり、EDで悩み…これは大変です。
抗うつ薬は、薬剤性EDのもっとも頻度の高い原因薬剤です。三環系、四環系、SSRIなどさまざまな抗うつ薬がありますが、いずれもEDを引き起こす可能性があります。できるだけ服用は控えたいところです。
心因性勃起障害(ED)に対して、精神安定剤を服用する…逆効果の場合もあり注意が必要です。
以前も書きましたが、バイアグラ、レビトラ、シアリスの効果は圧倒的です。軽症心因性EDには、これだけで十分だったりします。

薬剤性勃起障害(ED) 

土曜日, 6月 20th, 2009

薬剤性勃起障害(ED)の原因薬剤として、代表的なものは、高血圧の治療薬(降圧剤)、うつ病に対する抗うつ薬などの、精神疾患治療薬です。
その他、胃薬(抗胃潰瘍薬)や、脂質異常症治療薬(高脂血症治療薬)も勃起障害を引き起こします。
前立腺癌の治療に用いられる、抗男性ホルモン剤は、EDを生じさせます。
男性型脱毛症(AGA)治療薬である、プロペシアも、男性ホルモン系に作用するため、副作用としてEDを生じることがあります。
お薬を変更するか、それとも継続して、バイアグラシアリスレビトラなどのED治療薬をその都度服用するか…。どちらを重視するか考えないといけないですね。

パーキンソン病とED(勃起障害) 

木曜日, 6月 18th, 2009

パーキンソン病の方で勃起障害な場合、自律神経障害がEDの原因となります。
パーキンソン病とひとくくりにしていますが、説明書きを見てみると…
多系統萎縮症(shy-drager症候群)の患者さんは、慎重に服用と注意書きがあります。
多系統萎縮症?shy-drager症候群?
パーキンソン症候群をきたす代表疾患です。
パーキンソン症候群?なんだか、混乱してきますね笑。
簡単にお話しすると、パーキンソン病様の症状をきたす疾患は、沢山あります。これらをまとめて、パーキンソン症候群と言います。多系統萎縮症、線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳変性症などがこれにあたります。
パーキンソン病も多系統萎縮症も、線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳変性症(OPCA)などの脳変性疾患の方も、バイアグラレビトラシアリス、いずれも服用可能です。安心してください。

パーキンソン病や多系統萎縮症、線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳変性症などのパーキンソン症候群をきたす病気は、なぜ、勃起障害(ED)治療薬の服用にあたり、注意が必要です。
その理由は、心臓突然死?
いえ、違います。
単純です。自律神経障害のため、”立ちくらみ”(起立性低血圧)が、生じやすくなるためです。
バイアグラ、レビトラ、シアリスは、血管拡張作用により、”立ちくらみ”が生じやすくなります。特に自律神経障害がある場合、より立ちくらみが、著しくなるため、注意が必要と言うことです。気をつけましょうね。
パーキンソン病、パーキンソン症候群の治療薬とED治療薬の併用は、特に問題ないです。
ちなみに、多系統萎縮症のうち、自律神経障害の目立つものを、shy-drager症候群と言います。

多系統萎縮症、shy-drager症候群、線条体黒質変性症などのパーキンソン症候群を患われている方は、バイアグラ、レビトラ、シアリスの服用に注意が必要です。
これらED治療薬は、血管拡張作用を有すため、低血圧、起立性低血圧(立ちくらみ)を生じやすくさせます。
パーキンソン症候群を生じる様々な疾患にかかられてる方、服用に注意が必要です。

神経障害及び脊髄障害とED(勃起障害) 

火曜日, 6月 16th, 2009

神経障害の勃起不全、つまり陰茎に勃起の命令が伝わらない状態です。
また、勃起は、自律神経の支配を受けています。
脳卒中後遺症(脳梗塞または脳出血)、脳腫瘍などの脳疾患や脊髄損傷、パーキンソン病などの脳変性疾患、骨盤内手術などが原因となります。糖尿病性神経障害もここに入ります。
これらの患者さんにとって、バイアグラレビトラシアリスなどのED治療薬は、福音でした。多くの患者さんが、この薬によって救われました。

レビトラの承認時、製造元のバイエル薬品は、当初10mgまでしか考えてなかったそうですが、脊髄損傷の患者さんのために20mgも治験を行い、追加申請をするよう、指導があったとの逸話があります。
交通事故や脊髄腫瘍の術後などで、脊髄に損傷をお持ちの患者さん。下半身の感覚がなく、もちろん陰茎の感覚もなく、勃起しない…。
今までは、陰圧式補助具などしか方法がなく、自然な形で勃起を起こすことができませんでした。
バイアグラをはじめ、レビトラシアリスは、脊髄損傷患者さんのために、きちんと治験を行い、有効性を確認し、市販に至っています。
脊髄損傷だからって諦めないでください。恋もできるし、sexもできますよ。
ED治療薬、試してみてください。

下部尿路症状/前立腺肥大症とED(勃起不全)

月曜日, 6月 15th, 2009

勃起不全の原因として重要なものとして、下部尿路症状/前立腺肥大症があります。
主には前立腺肥大症と考えて頂いていいと思います。
日本人男性では、前立腺肥大症がEDを引き起こす危険性は、正常な方のおよそ5倍!(欧米では、およそ9倍!)。今まで、あげてきた器質性EDの原因より高率です。
前立腺肥大症は、年を重ねれば男性すべてが生じてしまう病気です。EDの原因が、前立腺肥大症だったら…
そういえば、ED治療薬であるシアリスが、前立腺肥大症の適応を申請しているとか。
バイアグラレビトラも基本的には似通ったお薬なんで、前立腺肥大症にも効くのでしょうか?確認しておきます。

下部尿路症状/前立腺肥大症の治療は、EDの改善につながることが示唆されています。
排尿障害の治療は、α遮断薬と呼ばれる薬剤群が中心となります。
しかし、このα遮断薬と言われるグループのお薬を服用されている方、勃起薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)の服用に注意が必要です。
ED治療薬もα遮断薬も、血管拡張作用があり、これらの併用により、その作用が増加します。
具体的には、副作用として立ちくらみ(起立性低血圧)が生じやすくなります。
α遮断薬の薬剤名は、ハルナール、アビショット、フリバス、ユリーフです。

前立腺肥大症/下部尿路症状は、治療するとEDも改善する可能性があるので、きちんと治療しましょう。

タバコとED(勃起不全)  

日曜日, 6月 14th, 2009

そうです、タバコも勃起不全の原因となってしまいます。耳の痛い所です。
皆さん、ご察しのとおり、陰茎海綿体がやられてしまいます。動脈硬化です。EDの危険性は、およそ2倍程度。しかも、本数に比例してしまいます。
ハードボイルド的には、酒、たばこ、女…と言ったところですが、時代的には許されそうにありません。
もう、バイアグラ飲んで寝ちゃう?レビトラシアリスにしようかな~?投げやりはだめですよ〜。禁煙が成功すると、EDの改善傾向がみられますから。

医者(笑)に行くと、大抵の場合は、たばこを辞めるよう指導されます(というか脅されます)。
これは、医学的には理にかなったことであるからです。
まず、喫煙によって、肺癌の発症率が増加する事が、様々な疫学調査で明らかになっています。
単純にタールの量が問題になっているのではなく、煙自体に有害な発がん性物質が含まれていると考えられています。
喫煙者本人だけでなく、周囲の人々にも影響を与えてしまうところが、さらに厄介なところです。
また、喫煙は、動脈硬化を促進させます。
動脈硬化は、血管の老化現象ともとらえられ、心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの様々な疾患に繋がります。
皆さんも簡単に想像できると思いますが、ペニスは血管の集合体ともいえる臓器です。
喫煙によって、ペニスが老化すると考えてはいかがでしょうか?
勃起力の低下を年齢のせいにするのであれば、喫煙習慣が、よりいっそうペニスの老化を早めてしまっていることになります。
このように考えて頂ければ、禁煙しようと考えて頂けるのではないでしょうか?

肥満とED(勃起障害) 

水曜日, 6月 10th, 2009

肥満も勃起障害に悪影響を与えます。メタボリック症候群、いわゆるメタボが世間では騒がれています。肥満は、BMI(body mass index:体重kg÷身長m÷身長m)が25以上と定義されます。さっそく、計算してみましょう…。
どうでしたか?大丈夫でした?
BMIが高くなるほど、ED発症率が高まります。逆にBMIが低下すると、EDは改善します。
運動は、EDの発症を抑制します。楽しむために、健康を維持するためにも、適度な運動は必要です。
え?、バイアグラレビトラシアリス飲んで、運動する??確かに、性行為も運動っていえば運動ですね笑。

肥満を有す方は、高血圧や糖尿病を高率に発症する集団と言えます。
先にも述べましたが、高血圧や糖尿病は、EDのリスクファクターとなります。
肥満症に、これらが合併すれば、よりEDの発症リスクが上昇します。
今現在、高血圧や糖尿病が無くとも、今後のことも考え、肥満は解消すべきではあります。
ただ、肥満を解消する事は、言葉では簡単ですが、非常に困難なものです。
肥満解消の強力な誘因の一つとしてEDが挙げられるのではないでしょうか?
いかがでしょうか?

肥満例では、睡眠時無呼吸症候群が、しばしば合併することが知られています。
睡眠時無呼吸症候群は、新幹線の事故で、有名になりましたね。
この睡眠時無呼吸症候群もまたEDのリスクファクターの一つとして数えられています。

なんだか、良いことがありませんね。
どうでしょう、頑張ってダイエットしてみませんか?

器質性ED(勃起障害/勃起不全)の原因は、まだまだあるのですが、ココまで、心あたりがある方も多いと思います。そうなんです、生活習慣病と呼ばれる、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、最近ではメタボリック症候群(メタボ)などは、合併することが多いです。これらが合併すると、EDを発症する危険性があがります。
EDにならないためにも、治療しましょう!?順番が逆??
いえいえ、何事も、動機付けが大切です笑。

糖尿病とED(勃起障害) 

日曜日, 6月 7th, 2009

2007年の調査では、約890万人の方が糖尿病を強く疑われ、約1320万人の方が、糖尿病の可能性が否定できないと報告されました。ハイペースで増加しています。5人に一人が糖尿病または糖尿病の可能性がある…人ごとではないですね。
糖尿病は、非常に強い勃起障害の危険因子(リスクファクター)でもあります。正常の方と比較して、約3倍のEDのリスクがあります。糖尿病が増加すれば、それに伴いEDも増加…。
やはり、動脈硬化で陰茎海綿体が障害を受けるとともに、自律神経が障害されます。神経障害からEDも生じてしまいます。
バイアグラレビトラシアリスは、糖尿病によるEDにも非常に有効です。

糖尿病の3大合併症の一つ神経障害も、勃起不全に関与しています。
神経障害とED…。それだけではないんです。神経障害があると感覚が鈍くなります。火傷したり、心筋梗塞になっても、痛みを感じられない。陰茎も感覚が低下して行きます…気持ち良くない…。お〜怖っ!
バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬は、勃起を改善させるだけなので、感覚、つまり”気持ち良さ♡”は改善しないので注意です。
糖尿病、きちんと治療しましょう。

まだ境界型だから平気!と考えてるあなた、平気ではないですよ〜!
糖尿病になって突然、動脈硬化の危険性、ひいては勃起不全の危険性が増加するのではなく、糖尿病の前段階である、境界型の方でも、動脈硬化、EDの危険性、前回述べた、神経障害の危険性が増加します。EDの危険性があるんです!!さらに、境界型の方は、高率に糖尿病に移行しますし、油断大敵です。
EDにならないためにも、バイアグラ、レビトラ、シアリスのお世話にならないよう、注意しましょう。

脂質異常症(高脂血症)とED(勃起障害) 

土曜日, 6月 6th, 2009

話を戻します。
勃起障害の原因の一つとして、脂質異常症(高脂血症:高コレステロール血症、高中性脂肪血症)があげられます。海外ではEDの危険因子と確定されていますが、日本では、確定までにはいたっていません。しかし、危険因子と考えておいてよさそうです。正常な方と比較して、およそ2倍のEDのリスクがあると考えられています。
脂質異常症(高脂血症)においても、高血圧と同様、陰茎海綿体の動脈硬化で、EDを生じます。
高コレステロール血症の患者さんに、脂質異常症の薬を投与したところ、EDの改善が報告されています(国際勃起機能スコアIIEF-5を有意に改善)。また、脂質異常症の薬剤が、薬剤性EDの原因となる可能性も指摘されています(特に、フィブラート系薬剤)。
脂質異常症(高脂血症)も、上手に治療したいものですね。バイアグラレビトラシアリスに頼ってはかりではいけません…。

高血圧とED(勃起障害) 

火曜日, 6月 2nd, 2009

話を元に戻しましょう。
器質性ED(勃起障害/勃起不全)をきたす最も身近な病気、それは高血圧です。国民病ですね。
高血圧患者さんは、正常者と比較しておよそ2倍のEDのリスクがあると言われています。
動脈硬化って聞いたことがありますよね?テレビ、雑誌、新聞などで、最近取り上げられてます。陰茎海綿体は、言わば、血管の塊の様な臓器です。そうです、あなた自身が、あなたの大切な陰茎海綿体が、動脈硬化でやられてしまい、EDになります。
年齢とともに、”勃ちが悪くなった”とお思いの方、もう一度、ご自身のことを思い返してみましょう。健康診断や人間ドックで、ちょっと血圧が高め、なんて言われてないですか?
バイアグラレビトラシアリスなどのED治療薬は、素晴らしく良く効く薬ではありますが、100%ではありません。ED中心でお話ししましたが、健康を維持して、長く楽しみたいものです。

高血圧の治療は、きちんと行っていますか?
”ちゃんと治療しているから大丈夫!”
本当にそれで大丈夫でしょうか?高血圧は、きちんと治療しなければなりません。しかし、降圧剤(高血圧治療薬)で、薬剤性EDになるとしたら…。降圧剤には、様々な集類があります。一部の薬剤は、EDを引き起こす可能性があります。高血圧治療とEDと、どちらを優先させるか…。なんだか、複雑な話になってしまいました。
実際には、お薬を複数飲まれてる方が多く、高血圧治療を優先していると思います。
EDはEDで、必要時にバイアグラ、レビトラ、シアリスを服用する…。効果ありますけどね。

高血圧で治療されている方、非常に多いと思います。
みなさん、どんな薬を処方され、服薬されているか理解されていますか?
降圧剤も多数ありますが、大きく分類することができます。
カルシウム拮抗薬、ACE阻害剤、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、β遮断薬、降圧利尿薬です。その他には、最近あまり使われなくなった、α遮断薬、末梢性〜中枢性交感神経抑制薬などがあります。
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)を除き、みな勃起障害(ED)をきたす可能性があります。特に降圧利尿薬、β遮断薬は、EDをきたす可能性が高いお薬です。
参考に、EDへの影響少ない降圧剤をあげておきます。一般的には、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)と呼ばれるグループは、EDへの影響が少ないとされています。ニューロタン、ブロプレス、ディオバン、ミカルディス、オルメテック、アバプロです。
お薬を確認してみましょう〜。バイアグラ、レビトラ,シアリスに頼らなくとも、あなたのEDは治るかも!?

血圧が170/100以上の、コントロールされていない高血圧の方は、バイアグラ、レビトラ、シアリス、いずれも服用できません。
しっかり治療を受けられ、血圧がコントロールされれば、これらは服用可能となります。
また、血圧が90/50以下の低血圧の方も服用できません。
ED治療薬は、血圧に影響を及ぼします。

ED(勃起障害)の原因 ~器質性ED

日曜日, 5月 31st, 2009

メンタルな問題の心因性EDに対して、血管や神経の病気により生じるのが、器質性EDです。
今回からは、器質性EDについてです。
血管の病気?簡単には、動脈硬化を引き起こす病気です。高血圧、糖尿病、メタボリック症候群などの生活習慣病がこれにあたります。
神経の病気は、脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、糖尿病性神経障害などがこれにあたります。
骨盤内臓器の手術の後遺症や外傷後の後遺症などもこれにあたります。
その他、慢性腎不全や前立腺肥大症も器質性EDの原因となります。
う〜ん、いろいろありますね。
だんだん心配になってきましたか?
大丈夫です!バイアグラレビトラシアリスは、非常に有効なED治療薬です。
ただ、日常の健康管理には、気をつけたいですね。

心因性ED

木曜日, 5月 28th, 2009

心因性EDについて、解説します。
主な心因(原因)は、一般的に”現実心因”といわれるものですが、極端な例をあげると…
パートナーの女性から「あなたって下手ね」、「もういっちゃったの?」など、きつい一言。
こんなこと言われたら、誰でも凹みます。気持ちも、男性自身も萎えます(涙)。
これは、ちょっと極端な例ですが、他にも、些細なことが心因(原因)になり得ます。
過去の性交の失敗や、緊張過剰、あせり、失恋、性的未熟、初体験、心配事、短小コンプレックス、早漏、不倫、職場でのストレス、睡眠不足、過労、経済的困窮などなど。
皆さん、一つくらい心当たりありますよね?あげだしたら切りがありません。つまり、誰でも心因性EDになりうるのです。ご自身で、心因(原因)に気づいている場合もしばしばです。20〜40代くらいの方に多いEDです。
ちなみに、私も、心因性EDです。働き過ぎ、睡眠不足…。う〜ん、少しは休ませて…。一度失敗すると、自信も失います…。

もうちょっとディープなもので、”深層心因”というものがあります。抑圧された怒り、憎しみ、妬み、不安、愛憎葛藤、欲求不満、幼少時における心的外傷体験、母子分離不全、去勢恐怖、エディプス・コンプレックス(潜在する無意識的な近親相姦欲求)、ホモ・セクシュアルなど。
大半は無意識ないし意識下の世界に原因があることが多く、自分では原因がわからない。
カウンセリングが必要で、治療が難しいタイプです。

心因性ED、非常に増えています。
若い方のEDの多くが、これにあたり、有病率、急上昇中です。
先に述べたように、些細なことでも心因性EDの原因になり得ます。心当たりが、ありますよね?
朝早く起き、満員電車に揺られ、職場では様々なストレスにさらされ、クレーマーの対応に追われ、深夜になって、やっと帰宅…。ろくに睡眠も取れず、また、出勤…。本当にお疲れ様です。
こんな生活では、EDになって当然です。
最近では、未曾有の経済危機が、拍車をかけています。不景気になり、うつ病患者が増加していることは、ニュースなどで報告されています。将来の不安どころか、明日明後日の生活の不安…。本当に困ったものです。うつ病も、心因的な病気。当然、心因性EDも増加しています。話題が話題なだけで、ニュースで流れないだけです。

パートナーとの時間くらいは、リラックスして楽しみたいものです。
心因性EDにも、ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスは有効です。
抗不安薬、精神安定剤の方が良いのでは?と思われるでしょうが、ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスは有効なのです。

心因性EDにバイアグラ、レビトラ、シアリスが有効?やっぱり疑問ですか?
有効なんです!使ってみましょう〜、バイアグラ、レビトラ、シアリス!!
心因性EDは、心理療法が中心でした。バイアグラをはじめ、PDE5阻害剤の開発により、心因性EDの治療の流れも変わりました。
バイアグラ-トレーニングと呼ばれるものです。
様々な悩みや葛藤、ストレスなどを抱えたまま、バイアグラを服用して頂く。バイアグラの圧倒的効果により、EDが改善される。これにより、悩み、劣等感などが解決され、自信が回復する。心因性ED克服です!
皆さん、ぜひ試してください。もちろんバイアグラでなく、レビトラ、シアリスでも同様です。
バイアグラ、レビトラ、シアリス。いずれも、メチャメチャ効きます。

ED(勃起障害)の原因

火曜日, 5月 26th, 2009

ED(勃起障害/勃起不全)の主な原因について記述します。
EDな皆さん!?、ご自身のEDは、年齢によるものだと思っていませんか?
”もう年だから〜、しょうがない…”なんてお考えの方、再考の余地ありです!
確かに、高齢になるとEDの有病率は上昇しております。しかし、最近では、年のせいだけではないことがわかってきております。本邦では、若い方のED患者数が増加しています。
70〜80代の男性が、20代の綺麗な奥様をもらわれた話など、聞いたりしませんか?上手に年齢を重ねれば、年をとっても、まだまだ行けるのです!
バイアグラレビトラシアリスなど優秀で勤勉な?ED治療薬はありますが、その他のことを見直していただければ、これらED治療薬に頼らずとも、元気に過ごせる可能性があります。
ED治療薬を使用した場合、より元気になりますが(笑)

ED(勃起障害/勃起不全)の原因は、主に
1.心因性ED
2.器質性ED
3.薬剤性ED
に分類されます。実際には、これらの原因が複雑に絡み合って、EDが発症します。
いずれの原因によるEDも、ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスは有効である場合が多いですが、原因やEDの程度によっては、カウンセリングや、その他の治療法への変更や併用が有効である場合もあります。
次回は、もう少し掘り下げて、説明して行きたいと思います。