陰茎湾曲症は陰茎が勃起した時に彎曲してしまう状態を指す。
陰茎の彎曲が強ければ、女性腟内への陰茎の挿入は不可能となり性交:セックスができなくなる。
陰茎湾曲症には先天性と後天性のものがある。
先天性の場合は索(chordee)により陰茎が腹側に屈曲し尿道下裂を合併するものが多数派であるが、
側方や稀に背側に屈曲する陰茎湾曲症も存在します。
陰茎は、主に3つの海綿体で構成されています。
尿を通す管として1つの尿道海綿体が陰茎の下側にあります。
そしてその上方に勃起に関係する2つの陰茎海綿体があります。
先天性(生まれつき)陰茎湾曲症は、この陰茎海綿体の発育のバランスが取れていないために生じ、
勃起したときに陰茎が屈曲してしまいます。
性交不能なものは手術的治療が必要となるケースもあり、尿道海綿体を周囲組織から剥離するだけで整復できることもあるが、
ほとんどは屈曲部の反対側の白膜を切開し自己組織によるパッチをあてるか縫縮により矯正する場合が多い。
後天性の陰茎湾曲症としては形成性陰茎硬化症(ペイロニー病)や外傷による陰茎折症後の彎曲がある。
後者に対しては手術的治療がなされる場合が多い。
前者の形成性陰茎硬化症は、中年以降にみられる陰茎海綿体白膜に生ずる瘢痕であり、原因は明確ではない。
形成性陰茎硬化症は自然軽快することもあり薬物療法も行われるが、症状が固定し彎曲が強い場合には外科的に瘢痕を切除します。
written by バイアグラは、スカイクリニック