形成性陰茎硬化症



【形成性陰茎硬化症】


形成性陰茎硬化症の同義語として形成性陰茎硬結、ヴァン・ビューレン病(van Buren disease)、 線維性海綿体炎(fibrous cavernitis)、ペイロニー病 (Peyronie disease)、陰茎硬化症(penile induration)などがある。
陰茎海綿体の中隔の結合組織や白膜の増殖により、陰茎に板状あるいは結節状の硬結を生ずる病態である。
板状あるいは結節状の硬結により勃起時に陰茎は硬結側に屈曲するため腟への挿入が疼痛などにより困難になる事がある。 つまり本疾患は性交=セックスの障害になる事がある。
好発年齢は45~60歳とされており、また本疾患の疫学的頻度は白人に多く東洋人には少ないとされている。
本疾患と外傷との関連も疑われているが明らかな原因は不明である。

治療は、本疾患は自然軽快することもあるのでまずは経過を観察する。
保存的治療法としては副腎皮質ホルモンの局所注射やビタミンEの内服投与が試されるが、 勃起時の屈曲が高度である場合は手術的な硬結摘出の適応になる。
手術的加療によっても完全な治癒は困難なことも多く、腟への挿入が可能である範囲の屈曲が治療の目標となる。


written by バイアグラを東京で.池袋スカイクリニック