ワーファリン|warfarin



【ワーファリン】warfarin

ワーファリンwarfarinとはいわゆる世間一般で言う所の血をサラサラにする薬で、多くは心房細動による脳塞栓症の予防等で使用されております。その他、血栓症の治療薬です。

ワーファリンの作用としてはビタミンK作用に薬剤が拮抗し、肝臓におけるビタミンK依存性血液凝固因子の生合成を抑制し、抗凝血効果及び抗血栓効果を発揮します。
これらの作用は、主にはプロトロンビン活性を抑制するところによります。(本剤投与によって血中に遊離するプロトロンビン前駆体は、抗凝血作用及び血栓形成抑制作用をもつとされています。)
よって、ワーファリンを効果的に、しかも安全に使用するには、月に1度程度、プロトロンビン時間(PT)の検査を行い、ワーファリンの必要量を調整する事が必要です。
プロトロンビン時間の測定には、施設間での差異があったため、現在ではプロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)が用いられます。 ワーファリンの管理目標値は、年齢や現疾患などによって左右されます。

ワーファリンを服用される方には、食生活の上で制限が生じます。
その作用機序から推測されるように、ビタミンKを豊富に含んだ食事を摂取した場合に、効果が減弱してしまいます。
ビタミンKを多く含む食事の代表例は、”納豆”や健康食品の”クロレラ”です。これらの摂取は、ワーファリンの効果を減弱させます。

ワーファリンを服用される方は、併用薬に注意が必要です。
ワーファリンは、主に肝臓にて代謝されます。ワーファリンと代謝の競合する薬剤を併用した場合、思わぬ効果増強が出現する事がございます。
併用注意薬剤としては催眠鎮静剤、抗てんかん剤、解熱鎮痛消炎剤、精神神経用剤、不整脈用剤、利尿剤、高脂血症用剤、消化性潰瘍用剤、副腎皮質ホルモン、 男性ホルモン、痔疾用剤、抗血栓剤、ヘパリノイド、血小板凝集抑制作用を有する薬剤、血栓溶解剤、痛風治療剤、酵素製剤、糖尿病用剤、抗腫瘍薬、 アレルギー用薬、抗生物質製剤、化学療法剤、キノロン系、抗真菌剤、抗HIV薬、抗原虫剤など多数あります。
現在の所、ED治療薬との併用、バイアグラレビトラシアリスの併用は可能と考えられております。


written by シアリスを池袋で.ED治療は池袋スカイクリニック