セックスと心臓病の心因的な影響について



セックスと心血管疾患に関する不安と精神的な問題について

  1. 性行為sexに関する不安症やうつは、心血管系疾患を持つ患者において、きちんと評価すべきである。
    (classⅠ;Level of Evidece B)

精神面での(メンタル面での)苦悩と性機能の減弱、性行為sexの減少は関連しており、心血管系疾患を患っている患者では、しばしば見受けられる問題です。
冠動脈疾患、心不全、先天性心疾患、心筋梗塞、心臓バイパス手術後、ICD埋め込み術後、心移植後の患者において、性行為sexの頻度、満足度は、しばしば減退しています。
これは、患者本人やそのパートナーが、性行為sexが心臓の状態は悪化し、または、死を招くのではないかという不安が原因となっています。
心臓病発症以後の性行為sexの変化は、患者の生活の質を低下させ、精神的にも(メンタル的にも)否定的な影響を与え、結婚やその他の関係を損なう場合があります。 さらに、このことは、うつや不安症を引き起こします。
結果として生じたうつは、男性においてはEDの大きな原因となり、パートナーである女性にも性的な問題、性欲減退や性行為sex時の愛撫やオーガズム到達の困難さにつながり、 性交時疼痛の原因にもなりえます。


バイアグラ処方は池袋スカイクリニック


  1. 心臓病患者における性行為に対するステートメント-序文-
  2. 性行為と心血管系疾患のリスク - 心臓病患者における性行為に対するステートメント
  3. 心血管系疾患と性行為のレコメンデーション
  4. 冠動脈疾患と性行為のレコメンデーション
  5. 心不全と性行為のレコメンデーション
  6. 心臓弁膜症と性行為のレコメンデーション
  7. 不整脈、ペースメーカー、ICDと性行為に関する推奨事項のレコメンデーション
  8. 先天性心疾患と性行為に関するレコメンデーション
  9. 肥大型心筋症(hypertrophic cardiomyopathy:HCM)と性行為に関する推奨事項
     - 心臓病患者における性行為に対するステートメント
  10. 心血管系疾患の治療薬と性機能に関する推奨事項
     - 心臓病患者における性行為に対するステートメント
  11. バイアグラ等のPDE5阻害剤によるED治療に関する推奨事項
     - 心臓病患者における性行為に対するステートメント
  12. 局所的な、または外用エストロゲン療法(女性ホルモン療法)
     - 心臓病患者における性行為に対するステートメント
  13. ハーブや薬草による性機能障害治療に関するステートメント
  14. 性行為sex、心血管疾患と精神的な(メンタルな)問題について -AHAのステートメント-
  15. 患者とパートナーに対するカウンセリング -AHAのステートメント-
  16. サマリー(結語) -AHAのステートメント-