神経障害及び脊髄障害とED(勃起障害) 

神経障害の勃起不全、つまり陰茎に勃起の命令が伝わらない状態です。
また、勃起は、自律神経の支配を受けています。
脳卒中後遺症(脳梗塞または脳出血)、脳腫瘍などの脳疾患や脊髄損傷、パーキンソン病などの脳変性疾患、骨盤内手術などが原因となります。糖尿病性神経障害もここに入ります。
これらの患者さんにとって、バイアグラレビトラシアリスなどのED治療薬は、福音でした。多くの患者さんが、この薬によって救われました。

レビトラの承認時、製造元のバイエル薬品は、当初10mgまでしか考えてなかったそうですが、脊髄損傷の患者さんのために20mgも治験を行い、追加申請をするよう、指導があったとの逸話があります。
交通事故や脊髄腫瘍の術後などで、脊髄に損傷をお持ちの患者さん。下半身の感覚がなく、もちろん陰茎の感覚もなく、勃起しない…。
今までは、陰圧式補助具などしか方法がなく、自然な形で勃起を起こすことができませんでした。
バイアグラをはじめ、レビトラシアリスは、脊髄損傷患者さんのために、きちんと治験を行い、有効性を確認し、市販に至っています。
脊髄損傷だからって諦めないでください。恋もできるし、sexもできますよ。
ED治療薬、試してみてください。

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