前立腺肥大治療薬とレビトラ

昨日お電話頂いたので、そのおさらいです。
前立腺肥大症で治療されている男性。
前立腺肥大の治療薬とレビトラの併用は可能かどうか、とのお問い合わせでした。
もちろん、大丈夫です!
ただ、一点注意があります。
前立腺治療薬の中心であるαブロックカーは、そのお薬自体の副作用として、起立性低血圧がございます。具体的な症状は、”立ちくらみ”です。これは、αブロッカーの血管拡張作用によるものです。
この”立ちくらみ”が、レビトラと併用した場合、若干増強される場合がございます。レビトラも、血管拡張剤のためです。
だからといって、使用できないわけではなく、”注意”をして頂ければ、問題なく使用することはできます。
また、レビトラを使用する日は、前立腺肥大のお薬を可能であれば休薬していただいてもかまいません(もちろん程度によるので、主治医とご相談ください)。
代表的な前立腺肥大の治療薬(αブロッカー)をあげておきます。

ハルナール,ユリーフ,フリバス
(ジェネリック医薬品:ウロスロール,タムスロシン,タムスロン,ハラナシン,ハルスロー,ハルタム,パルナック,ハルリーブ,ハロネロール,リストリール:すべてハルナールのジェネリック医薬品)

ちなみに、前立腺肥大症は、最近では、下部尿路障害と言われたり致しますが、これは、EDの原因になります。
治療を受けた方が良いですよ。
症状は、

  • 夜間にトイレに行く回数が多い。
  • 尿の切れが悪い
  • 残尿感、違和感が残る
  • などです。
    全ての男性が、年齢を重ねれば罹病するといっても過言でない病気です。
    上記の症状がある方は、泌尿器科または内科へお係りください。

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