ジェネリックバイアグラ市販後の経過

国内初のジェネリックバイアグラが東和薬品から市販され、1か月以上経過いたしました。
もう、試していただいた方もいらっしゃると思います。
当院でも、多くの方がジェネリックに切り替えており、そのほとんどの方がリピートされています。
正直に申しますと、”ほとんど”でありますので、極一部の方(数名ですが)は、正規ファイザー製バイアグラに戻されています。
気になるその理由ですが、単純に”美味しくない”というものです。
決して薬効が得られなかったというものではありません。
口腔内崩壊錠で有るが故に、口の中で溶出した時の”味”に対する好みが生じてしまいます。
先のブログでもお伝えした通り、東和薬品製ジェネリックバイアグラ(シルデナフィルOD錠VI「トーワ」)は、口腔内崩壊錠(OD錠)となっており、場合によっては、服薬に当たり、お水が無くても可能となっております。
ただし、美味しくはない…
味が安っぽい、なんとなくジャリジャリする…
許容範囲内だとは思いますが、美味しくないのは事実ではあります。
因みにファイザー社純正バイアグラは、ずっと口腔内に留置しておりますと、苦味が生じます。
この苦味を感じないようにするため、表面がコーティングされています(それ以外にも理由がございますが)。
東和薬品製シルデナフィルOD錠は、この苦味を打ち消しつつ口腔内崩壊錠としております。
技術的にむずかしいのかも知れませんが、味に関しては、やはり、誉められるものではございません。
そのメリットを良しとする方がいる一方、上記のように、その”味”に対してネガティブな印象を持たれた方が、実際にいらっしゃいました。(と言っても数名ですが)
ただ、このようなケースは例外的で、OD錠の方が、やはり服薬しやすいとする方、また、OD錠でも、そうで無くとも、どちらでも良いという方もいらっしゃいます。
どちらでも良いとする方が大多数です(笑)
OD錠であればそれに越したことはないが、そうでなければ、それはそれで気にしないといったところでしょうか。

今後、ジェネリックバイアグラの市販が続きますが、この辺りをどのようにしてくるのでしょう。
OD錠にするのにもコストがかかるとは思いますし、他社との差別化の手段としては、OD錠は良い方法です。
コストを下げる方向で有れば、OD錠ではなく、通常の剤形にしてくる可能性が高くなります。

実は、いろいろと噂はありますが…
やはりというか、ちょっと表には出せなくて…
ただ、次の市販予定は、やや遅れそうです。
8月に入ってしまいそうです。
価格の方は…今より高くなることはございませんので、ご安心を。
どのくらいまで、下げることが出来るのかがポイントです!

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