レビトラは、即効性があり、副作用が少なく、
当院でも人気のED治療薬です。
バイアグラに比較し有効率が高い事が人気の一つですが、やはり、そのポテンシャルを100%引き出すには、
レビトラの性質を把握し、ポイントを押さえた服用法が必要です。
単純に、セックスの前に服用して頂ければ、有る程度は聞いてしまうのですが、
お勧めは、セックスの20~30分前の服薬です。
バイアグラは、食事の影響を強く受ける薬剤でしたが、レビトラもバイアグラ程では有りませんが、
やはり食事の影響を考慮して服薬した方が無難です。
効果的にパワーを引き出すコツは、最高血中濃度への到達時間を考えつつ、食事の影響を少なくする事です。
レビトラの性質を理解し、それを踏まえた上での服用タイミングは、効果を最大限発揮させます。
勃起改善効果は、10mgでバイアグラ50mg相当とされています。
お身体への吸収が良いため、わずか15分程度で効果が発現される方もいます。
通常は、効果発現まで、約30分程度とお考え下さい。
血中濃度のピークは、バイエル薬品社の資料によると、服薬後45分~1時間前後とされています。
このピークに合わせた服薬こそが、効果的にパワーを引き出す第一歩になります。
前戯の時間にもよりますが、セックスの20~30分前のタイミングで服薬する事が、
最も効率の良い使用法いであります。
緊急時であれば、性行為の直前に服用するのでも効果が期待できますが、その場合は、
前戯時間を若干長めに取るのが良いかもしれません。
先に述べたように、レビトラの即効性は、緊急時に有用でも有ります。
空腹時で有れば、服薬15分後位から、勃起改善作用を発揮いたします。
例えばですが、思いがけず、彼女が突然会いたい、家を訪れた場合などが想定されます。
突然の機会であっても、男性としては、しっかりと対応する必要が有りますよね?
即効性が有るという事は、この様な不測の事態にも対応可能という事です。
レビトラの作用は、10mgで5時間、20mgで8~10時間程度継続します。
しかし、前半と後半では、その強さは異なります。
45分~1時間前後のピークが過ぎた後、徐々に強さは減弱します。
半減期は、10mgで3~4時間、20mgで5~6時間とされていることから、
その間は、十分な効果が期待できるとも言えます。
しかし、後半は、効き目が低下するため、有効に使用するには、服薬してから、あまり時間をおかないようにして下さい。
複数回の勃起効果を期待される場合は、薬剤の持続時間と半減期を考慮に入れて、服薬タイミングを決めてください。
一般的には、射精した後には、不応期と呼ばれる勃起しない時間帯が有ります。
ED治療薬を服用していても同様ですが、ED治療薬によって、この不応期が短縮するとされています。
その他、あくまでご本人様の性欲の増加に伴い勃起が得られるため、
一度のセックスで満足してしまい、性欲が高まらなければ、勃起はいたしません。
要点をまとめると、血中濃度を考慮した服用タイミングと、食事の影響を考慮する事です。 具体的には、45分~1時間前後にピークが有るため、 セックスの20~30分前に服薬するのが効果的と考えられます。(前戯によります) また、半減期(10mgで3~4時間、20mgで5~6時間程度)を考え、その間にセックスをするのが有効です。 効果持続時間が5~10時間とされていますが、後半は効果が低下いたしますので、油断しないようお願い申し上げます。
また、バイアグラに比較すれば、食事の影響は少なくなっておりますが、やはり、
食事の影響がゼロでは有りません。
食事によって吸収が阻害されるため、効果が減弱したり、効果発現まで時間を要すようになるため、
空腹時の服薬が効果的です。
日本人は、性行為を夜間、つまり、夕食後に営む事が多いとされます。
服薬が、夕食後のタイミングになる場合は、可能な限り時間を空けて頂き、服薬するのが、有効な使用法です。
食事の内容にも因りますが、出来れば2時間程度間隔をあけて頂ければと思います。
脂質の多い食事との相性が良くありません。
間違った使用例を挙げます。
夜頑張る必要があり、スタミナを付けるようと、奥様が御馳走を作ってしまった場合や、
焼肉等脂質の多い食事を鱈腹食べてしまった場合、この場合は、
食後2時間程度間隔を開けたぐらいでは、十分でないかもしれません。
逆に、和食など、脂質が少ない食事であれば、影響を考えないで済んだり、
1時間程度待って頂くだけで、良いと考えます。
レビトラ10mgも20mgも、同様です。
レビトラ20mgは、バイアグラ100mg相当の薬剤です。
勃起力もさることながら、その効果持続時間は、8時間から10時間に及びます。
血中濃度のピークも、幅広いものとなります。
先に述べたように20mgの半減期は、5~6時間ございます。
半減期内であれば、しっかりとした効果が期待できます。
その為、少々であれば、前もっての服薬も可能となります。
具体的に説明いたしますと、食事の予定があれば、前もっての、
食前のタイミングで服薬することも可能です。
体内への吸収が良いため、服薬して30分程度待って頂ければ、薬剤はお体へ吸収されます。
お体へ吸収された後であれば、食事の影響はございません。
個人差はございますが、効果発現してから、およそ5時間程度は、
しっかりとした効果が得られる事が多いとされます。
これは、レビトラ20mgの血中半減期が5~6時間とすることに由来します。
効果発現してから5時間内であれば、その間に食事をとり、性行為をするといったことも可能です。
(より前もって服用したい場合は、長時間型のシアリスをお勧めします)
レビトラは吸収が良く、即効性が有る薬剤でもあります。
吸収が良いことは、食事の影響を受けにくいことに繋がります。
満腹時の意服用は、流石におすすめ致しませんが、食事後に使用するタイミングが多い方にも、
良いと考えられます。
また、必然的に食後に使用することが多いのであれば、吸収が有る程度阻害され、効果が減弱する事を見越して、
強いレビトラ20mgを服薬してしまうといった方法もございます。
過度な飲酒は、勃起障害を増悪させます。
勃起を司る神経を麻痺させるためです。
よって過度な飲酒後に服用した場合、レビトラの効果が期待通り現れません。
適度な飲酒は、リラックス効果をもたらし、性欲が増加します。
ED治療に効果的な場合がございます。
アルコールによっても吸収が阻害される可能性もございます。
アルコール単独で飲まれる場合もございますが、多くは、何らかの食事を一緒に召し上がる事が多いと思います。
アルコールおよび食物の影響を考慮することも必要です。
先に述べましたが、食事、飲酒の予定が有る場合は、作用持続時間の長いレビトラ20mgを使用し、
食前のタイミングで服用する方が良いかもしれません。
注1:飲酒量は個人差によります。ご自身の適量を確認してください。
注2:飲酒により、副作用が増加する場合がございますので、注意が必要です。
一日の内に複数回セックスをする機会が有る場合もございます。
その場合に、レビトラを再度服用して良いか質問を受けることがございます。
基本的には、一日一錠までの使用となっております。
しかし、レビトラ10mgと20mgで考え方を変える事が出来ると思います。
つまり、20mgを服用して良いのなら、10mgを2錠まとめて服用するのと同様であり、
であれば、10mg×2錠を一日二回に分割して服用しても良いのでしょうか?
血中濃度のピークから判断すれば、分割した方が、ピークが低いのは明らかです。
このことから、10mgであれば1日2回服用可能と判断します。
”基本的”には、とさせていだいたのはこのような理由からです。
但し、添付文書上は、10mgも20mgも一度服用したら24時間以上空けるようにと指示されています。
持病や腎機能、肝機能などの全身状態に因ります。
主治医とご相談下さい。