逆行性射精|池袋スカイクリニック

逆行性射精

池袋スカイクリニック

逆行性射精

2026年2月13日

Table of Contents

逆行性射精障害とは

「逆行性射精障害」とは、射精時に精液が体外ではなく、体内(膀胱内)へ戻ってしまう、逆行してしまう現象です。

逆行性射精であっても、射精時のオルガズムそのものに変わりはありません。ただ、ペニスからの射精量の減少や、場合によっては全く精液が体外に放出されない場合もございます。

男性不妊症の原因となりえますが、それ以外に悪影響をきたすことが少なく、挙児希望でない場合は、治療の対象にならないことが多い疾患です。

逆行性射精は、射精時には、逆流を防ぐために塞がるはずの膀胱の一部が、開存していることによります。

脊髄損傷や骨盤内腔の手術(前立腺や大腸などの手術)を受け、神経が障害されている方や、糖尿病などが、原因となります。

逆行性射精の診断ですが、射精後にペニスから精液の放出が認められない場合、尿中に精液が認められるかを調べます。

逆行性射精の治療は、三環形抗うつ薬であるイミプラミン(トフラニール)を使用します。

(抗うつ薬は、強力な薬剤性EDの原因薬剤ですので、EDの発症に注意が必要です。)

しかし、治療にて改善しないことも多く、挙児希望の場合は、膀胱内の精子を回収し、人工授精か体外受精、顕微授精を行なう場合がございます。

挙児希望でない場合で、加えてご本人が気にされない場合は、多くは治療の対象になりません。

逆行性射精の場合でも、バイアグラ 、レビトラ 、シアリス の使用は可能です。

逆行性射精は挙児希望でなければ治療対象とならないこともある

【ED】に関する最近の記事

受動喫煙はEDの原因と成ります
受動喫煙がEDに及ぼす影響

受動喫煙がED(勃起不全)に与える影響についての研究があります。タバコを吸わない男性でも、受動喫煙によるリスクが存在することが明らかになっています。2001–2002年の国民健康栄養調査(NHANES)では、受動喫煙に曝露された非喫煙男性のED有病率が増加することが示されています。血清コチニン濃度が0.60ng/mLを超えると、EDのリスクが1.29倍になるという結果も。あなたの健康を守るために、受動喫煙の影響を知ることが重要です。

Read More »
長時間の座位はEDの原因となる可能性があります
長時間の座位はEDの原因になる?

長時間の座位がED(勃起不全)のリスクにどのように影響するのか、興味深い研究結果が報告されています。マレーシアのクリニックで行われたこの研究では、1日8時間以上座っている男性は、中等度〜重度のEDを発症するオッズが約5.84倍高いことが示されています。運動習慣があっても、長時間座っていることがEDのリスク要因となる可能性があるのです。座位時間とEDの関係について、さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

Read More »
マンジャロによってバルデナフィルの吸収が遅延したと考えられる症例の報告
マンジャロによるED治療薬の効果遅延の可能性

高容量のマンジャロがバルデナフィルの吸収を遅延させたと思われる例を経験したため、注意喚起とともに、ご紹介します。マンジャロやリベルサスといったGLP-1受容体作動薬が、肥満症に対する特効薬として注目されていますが、一部の薬剤の吸収が遅延したり、上部消化管内視鏡検査時の食物残渣の原因となることが指摘されています。現在、ED治療薬の吸収遅延の報告はございませんが、その可能性は十分ございます。そのメカニズムの説明と、ED治療薬の効果を最大限に引き出すための対策を探ります。

Read More »
夜間勤務や交代勤務に睡眠障害が加わった場合、EDの有病率が上昇する可能性がある
夜間勤務者はEDが多い?

夜間勤務者とED(勃起不全)のリスクを検証した研究があります。夜勤や交替勤務を行う男性は、日勤の男性に比べて勃起機能が低下していることが示されています。勤務形態によって生じた睡眠不足や生活リズムの乱れが、勃起機能に影響を与えそうです。また、ここでは、テストステロン補充療法の効果についても考察されています。詳しい内容を知りたい方は、ぜひ続きをお読みください。

Read More »
治療法の有効性は、プラセボ効果を排除した二重盲検試験でなされるべきである
プラセボ(偽薬)効果と二重盲検試験

プラセボ効果とは、薬の有効成分ではなく、治療への期待感や安心感によって症状が改善する現象です。特にED治療においては、心理状態が大きな影響を与えることがあります。二重盲検試験では、実薬とプラセボの効果を客観的に比較し、ED治療薬がプラセボを上回る効果を示すことが確認されています。しかし、低強度体外衝撃波療法では、プラセボ効果の影響を排除することが難しく、科学的根拠が不十分な場合もあります。詳しくは本文をご覧ください。

Read More »
バルデナフィルには、適応症はないものの、前立腺肥大症による下部尿路症状を改善する効果がある
バルデナフィルの下部尿路症状LUTSに対する効果

バルデナフィルの前立腺に対する効果についての研究結果をご紹介します。タダラフィルのネット広告などでは、前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の改善効果が宣伝されている場合もございますが、それはタダラフィル固有の作用ではなく、バルデナフィルも同様の効果があることが示されています。共に、前立腺肥大症そのものを改善・予防するものではなく、それによって生じる症状を改善させます。ED治療薬は、やはり勃起改善効果を第一に考えましょう。タダラフィルとの比較も含め、詳細をぜひご覧ください。

Read More »