心血管危険因子に介入することはリスクを低減するだけでなくEDも改善する



The Effect of Lifestyle Modification and Cardiovascular Risk Factor Reduction on Erectile Dysfunction

心血管リスクの低減をターゲットとした生活習慣の改善と薬物療法は、勃起不全を改善する

アメリカのMayo Clinicという、とっても権威のある病院からの報告です。
Arch Intern Medと言って、アメリカ内科学会機関誌に掲載されたものです。

狭心症などの心血管疾患と、勃起障害のリスクファクターは、重複していることが多いと、当ホームページでも紹介してきました。 勃起障害の原因は、心血管疾患の原因にもなるのですが、心疾患を改善するために、生活習慣を見直したり、薬物療法を行うことは、 勃起不全の改善治療にもなりますという報告です。

4カ国6件(アメリカ2件、イタリア2件、ナイジェリア1件、イラン1件)臨床試験740人の男性のデータを解析したそうです。 740人中374人は介入群に、366人は対照群に割り付けられ、平均年齢は55.4歳。 6週間以上(試験期間は12週から104週)の生活習慣改善と薬物療法により、国際勃起機能スコア(IIEF-5)が改善するかどうかが調べられています。 4件は生活習慣の改善、2件は脂質異常症で用いられるスタチンと呼ばれる、コレステロール低下作用を持つ薬剤が対象となっております。

6件の登録患者全体のベースラインのIIEF-5スコアは、介入群が12.9、対照群が11.5、介入後はそれぞれ16.7と13.2 と有意に改善を認めています。

外人は、精力抜群なイメージですが、日本人同様、勃起不全に悩んでる方が多く、40-70台男性では、半数以上がEDとの事です。
お国柄が違えば、生活習慣も違い、介入効果に差が認められそうですが、今回の解析では、人種関係なく勃起改善効果が示されています 残念ですがアジア人は、今回のデータに含まれておりません。
しかし、アジア人、日本人にも当てはまると思います。

ED治療薬を服薬するのは、とっても手軽で確実にED改善を致しますが、お薬に頼りたくない方、是非、ご自身のライフスタイルを振り返ってみたらいかがでしょう?
すでにED治療薬に頼り切っちゃっている方も、今後の事を考え、勃起薬を服薬するだけでなく、同様に心がけましょう。

バイアグラレビトラ錠シアリス錠は、楽しく服用しましょう。

Arch Intern Med. Published online September 12, 2011. doi:10.1001/archinternmed.2011.440


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