早漏症治療
世界では、様々な薬剤が早漏症治療に応用されております。池袋スカイクリニックでは、世界標準の早漏治療をご提案いたします。
全世界で早漏症で悩まれている患者様は、多数いると考えられており、国内だけでも500万人にも及ぶと考えられています。
早漏症の確立された世界共通の診断基準はございませんが、
などが基準として挙げられています。
ペニスを膣内に挿入してから射精までの所要時間は、平均5~6分とされていますので、これよりも短い場合や、ご本人様およびパートナーが満足できない無い場合は、早漏症と言えるかもしれません。
「早漏症の薬なんて、本当にあるのだろうか?」と、疑われる方も多いと思います。
早漏症に対して、医学的にアプローチが試みられ、様々な薬剤が使用されてきました。
実際に、早漏症治療薬として認可されたのが「プリリジー®(ヤンセン・シラグ社)」です。
以下に詳細を述べますが、プリリジー®の問題点は、本邦で認可されていない薬剤であるため入手が困難な事、また、入手できたとしても3錠当たり7500~9000円と高価であることもあり、
日常の使用に耐えられないことが挙げられます。
実際に、プリリジーは、治療継続率が低いことが報告されています。
世界的には、このプリリジー®以外にも、様々な薬剤が早漏症治療に応用されています。
中には、本邦においても入手可能な薬剤もございます。
池袋スカイクリニックにおいても、世界の早漏治療の現状を把握しつつ、患者様のご要望に答えるために、検討を重ねてまいりました。
そして、この度、3タイプの早漏治療薬を提案することとなりました。
各種早漏治療薬 1錠 860円(税込)
池袋スカイクリニックで処方する早漏治療薬は、性行為の2~5時間前に服用していただくものです。
薬剤によって、服薬タイミングが若干異なります。
ED薬と異なり、食事の影響はございません。
診察料、処方箋料は無料です。お薬代のみの負担となります。
その他、ED薬、AGA薬の費用は、料金表(価格)を参照ください。
池袋スカイクリニックで提案する早漏治療薬は、3タイプあります。
いずれの薬剤も、射精遅延効果が医学的に実証され、論文などで発表されているものです。
各々の薬剤には、特徴もございますし、副作用もゼロではありません。
このため、3タイプの取り扱いとし、患者様に適した薬剤を提案できるようにしております。
いずれの薬剤も、早漏症治療薬として認可されたものではない為、ここでは、その薬剤名は伏せさせてください。
その理由は、性機能障害に精通していない医療機関による安易な処方を避けるためです。
大変お手数ですが、詳細につきましては、直接来院していただき、医師にお尋ねください。
お電話でのお問い合わせに対しても、薬剤名等につきましては、お答えいたしません。
池袋スカイクリニックで処方する早漏治療薬は、性行為のおよそ2時間前に服用していただくものとなります。
毎日ではなく、必要時にのみの服薬していただきます。
以下に、その効果の一例を示します。
早漏治療薬を服用した群は、ペニスを女性膣内へ挿入してから射精に至るまでの時間が、およそ6.3倍に延長したとする報告が有ります。
治療前の平均が0.39分(0.09-1.96分)であったものが、平均7.37分(2.68-13.08分)に延長しています。
膣への挿入前に射精してしまう例においても、75%がペニスを膣内に挿入可能となっております。
池袋スカイクリニックで処方可能な早漏治療薬とED治療薬との併用は可能です。
ED治療薬中レビトラが、最も射精遅延効果があるとされている為、レビトラとの併用がお勧めでは有りますが、バイアグラ、シアリスとの併用も可能です。
トルコや中国の早漏症の疫学調査では、早漏症の半数以上が生理的変動性早漏または主観的早漏であったと報告されています。
生理的変動性早漏とは、その時の環境や体調などにより、一時的に早漏となることを指します。
これは誰しもが多少なりとも経験があるかもしれません。
必要時に一時的に治療するだけで良い早漏となります。
主観的早漏は、実際には早漏ではなく『自分は早漏である』と思い込んでいる例になります。
世界的に、膣にペニスを挿入してから射精までは5〜6分が平均とされています。
この事実を説明し、不安感が無くなれば、治療の対象になりません。
早漏治療薬としてプリリジー®(ヤンセン・シラグ社)の処方を行っている医療機関がございます。
この薬剤は、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)と呼ばれるグループに属する薬剤です。
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)は、抗うつ薬として使用されていた薬剤であり、プリリジー®が市販される以前より、
早漏症治療薬として転用されていた経緯があります。
従来の選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)は、効果発現に時間を要した為、性行為の4-5時間前に服用、
または、毎日定期的な服用によって対早漏症効果が得られたものでした。
プリリジー®は、従来のものと比較し、即効性を有すため、性行為の必要時にのみ服用するといった使用法が可能となっています。
(逆に、半減期が短く、抗うつ薬として使用する場合、一日に複数回の服薬が必要であることから、
抗うつ薬としての使用が断念され、苦肉の策として早漏症治療薬とした、とも噂されています)
プリリジー®の問題点は、本邦で正式に認可されていないため容易に入手できないこと、治療の継続率が低いこと、
性機能障害を扱う医療機関からの処方が可能である場合もございますが、
費用が3錠あたり7500~9000円と非常に高価に設定されていることが多いことなどが、挙げられます。
非常に高価である為、日常的な服用は、まず出来ないと言って良いでしょう。
実は、プリリジーは、アメリカでは不承認の薬剤です。
アメリカ食品医薬品局FDAは、その効果と副作用を理由に、承認申請を却下しています。
世界で唯一、早漏症治療薬として承認されている薬剤ですが、それに異論を唱える国もあるということです。
ちなみにですが、日本でも認可されていません。
プリリジー®は、早漏症の治療薬として認可されたものであり、効果については、様々な研究報告で評価されています。
しかし、プリリジーに問題が無いわけでありません。
実際に、治療の継続率が、著しく低い(12ヶ月後にはおよそ8割の中断率)ことが論文などで報告されています。
その理由は、有効性の低さであったり、費用の問題や、副作用など様々です。
プリリジーは、先にも述べたとおり、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)に分類される薬剤です。
その多くは、抗うつ薬であり、かつては、これらを用いて、早漏症治療が行われていました。
しかし、これらの薬剤は、薬剤性EDの代表でもあります。
つまり、性欲が減退し、勃起力が低下します。
そのため、ED治療薬を併用しなければならないことも出てきます。
もともと、EDを有し、プラスで射精遅延効果を得たい方にとっては、相反する作用でもあります。
つまり、勃起力に自身がない方には不向きです。
早漏症治療薬を服用するためにED治療薬が必要になる、早漏症治療薬を服用することでEDが増悪する、
と言ったことが生じえます。
次に挙げる問題は、その価格です。
早漏症は、比較的若年者に多い疾患です。費用負担を考慮する必要がございます。
池袋スカイクリニックではプリリジー®の扱いはございませんが、より患者様の側に立った費用で、早漏治療薬の処方を行っております。
副作用に関しては、一般的には、吐気など消化器症状が挙げられますが、薬の性格上、 性欲減退や勃起機能低下を来す可能性があります。 そのため、勃起に難がある方、自身がない方には、不向きな薬剤とも言えます。
当院で扱う早漏治療薬は、本来の適応疾患は早漏症ではありません。
池袋スカイクリニックが提案する早漏治療は、他疾患に使用されている薬剤を転用したもので、いわゆる”適応外使用”となります。
世界的に使用されている早漏治療薬の殆どは、早漏症の適応がございません。
では、なぜ、早漏治療薬として適応が無いのでしょうか?
それは、主には、製薬会社の費用の問題が挙げられます。
つまり、適応症を得るには、大規模な治験が必要となるため、莫大な費用が必要となります。
適応症がないからと言って効果がない訳ではございません。
先にも述べましたが、当院で扱う早漏治療薬は、医学的にその効果が実証されているものです。
池袋スカイクリニックを模倣した、安易な処方を抑制する為にも、薬剤名の公表は自粛しております。
適応外使用とは、従来の目的とは異なる疾患に対して使用する事をいいます。
本邦で有れば、厚生労働省に申請し、認可されているか否かの差になります。
効果の有無は関係有りません。
ただし、重篤な薬害が生じた場合に、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性がございます。
もちろん、他疾患で日常的に使用されている薬剤ですので、問題が生じることは、ほぼ有りません。
池袋スカイクリニックでは、医師より説明させていただき、この点を御理解して頂いた方にのみ処方いたします。
因みにですが、プリリジー®も本邦未承認の薬剤ですので、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性がございます。
各種早漏治療薬 1錠 860円(税込)
池袋スカイクリニックでは、診察料、処方箋料は無料です。お薬代のみの負担となります。
ケーゲル体操(Kegel exercises)とは、骨盤底筋群を強化することで、射精のコントロールを容易にすることを目指した運動療法です。 女性の尿失禁に対して指導される場合もあります。
報告によって差はありますが、早漏症患者の55〜83%に有効だったとする報告や、 トレーニング前の平均射精時間は 31.7 秒だったものが、 骨盤底筋群トレーニングの終了時には 146.2 秒にまで延長、4 倍以上の増加したとする報告もあります。
まずは、おトイレで、排尿中に、おしっこを止める練習をして下さい。
おしっこを止めることができるようになったら、この力の入れ方を、しっかりと覚えて下さい。
これが、骨盤底筋群を引き締める力の入れ方になります。
そうしたら、まず3秒間、陰部から肛門を締め上げるように、ギュッと骨盤底筋群に力を入れて下さい。
押し下げるのではなく、引き上げる、引き締めるイメージです。
(ビー玉の上に座り、それを持ち上げるイメージと表現することもあります。)
3秒間、力を入れた後、3秒リラックスしていただきます。
この時、息を止めないようにして下さい。
また、腹部や脚部、臀部に力を入れないようにし、骨盤底筋群だけに力を入れるように集中して下さい。
これを10〜15回程度繰り返していただきます。
この連続を1セットとしていただき、1日3セット程度行っていただきます。
3秒間の引き締めが容易にできるようになったら、引き締める時間を、例えば5秒、10秒、15秒などと延長して下さい。
ケーゲル体操(Kegel exercises)は、簡単な体操ですので、お時間のあるときに(例えば、電車で移動中や、お仕事の息抜きのタイミング、もちろん、
決まったお時間を作っていただいても構いません)、実施可能です。いつでも構いません。
ケーゲル体操(Kegel exercises)を行うにあたって、様々な姿勢で行うことが良いとされます。
立っている時、座っている時、仰向けになっている時、様々な体位で行って下さい。
数週間から数ヶ月後以内には効果が実感できるとされています。
注:力を入れる時間、リラックスする時間は、指導する施設によってまちまちです。
参照:
(1)Pelvic floor muscle training improves erectile dysfunction and premature ejaculation: a systematic review
Physiotherapy Volume 105, Issue 2, June 2019, Pages 235-243
(2)Pelvic floor muscle rehabilitation for patients with lifelong premature ejaculation: A novel therapeutic approach
Abstract at the 29th Annual EAU Congress.
スタート-ストップ法は、1956年にSemansによって提唱された方法で、射精に達する臨界点を自覚することにより、
射精を遅延させる行動療法の一つです。
下の図を参考にしていただきたいのですが、早漏症(赤線)の場合は、射精の臨界点を自覚することが乏しいため、
射精まで、一気に到達するとされています。
射精の臨界点を自覚することができれば、その時点で、休憩などを挟めば、射精の衝動をコントロールし、
引き返すことができます。
トレーニング(紫線)は、言わば、臨界点の手前で引き返す訓練です。
射精の臨界点が自覚できるようになる(青線)と、より上手に、臨界点付近で、勃起をコントロール可能になるとされています。
この方法は、マスターベーション時か、性行為時に行うことになります。
性行為時に行う場合は、性行為の中断となるため、初めは、マスターベーション時に行うのが良いでしょう。
まず、普段されているように、ペニスに刺激を加えていきます。この時、AV動画などを視聴することは構いません。
オーガズムに達しそうになったら、刺激を止め、射精の衝動が落ち着くまで待ちます。
射精の衝動が落ち着いてきたら、再び、ペニスへの刺激を再開して下さい。これを繰り返します。
5回程度射精を抑制できたら、最終的には、オーガズムに達し、射精していただいて構いません。
継続時間として、10~15分の間、繰り返すのが理想的とされています。
イメージとては、下図の紫線になります。
頻度に関しての明確な記載は有りませんが、週3回程度を目安にして下さい。
スタート-ストップ法を繰り返すことで、ご自身の射精衝動の臨界点を把握しやすくなり、その手前で、ペニスのピストン運動を停止したり、 セックスの強度を減弱するなどが可能となり、射精のコントロールが容易になるとされています(下図の青線)。
スタート-ストップ法を3ヶ月行うことで、トレーニング前は平均膣内射精時間が30秒そこそこだった例が、トレーニング後には、
4分弱にまで延長したとする報告があります。
さらに、上述のケーゲル体操(Kegel exercises)を組み合わせることで、およそ9分まで膣内射精時間を延長できたとされています。
参照:
(1)Semans JH. Premature ejaculation: A new approach.
South Med J 1956;49:353–8.
(2)Comparison of the results of stop-start technique with stop-start technique and sphincter control training
applied in premature ejaculation treatment
PLoS One. 2023 Aug 10;18(8)
スクイーズ方も、ストップ-スタート法と同様、古くから行われている、早漏症に対する行動療法の一つです。 1970年にマスターズとジョンソンによって提唱された、ストップ-スタート法(stop-start technique) を発展させた行動療法です。
その方法は、ストップ-スタート法と同様に、まず、ペニスに刺激を加え、オーガズム直前で、刺激を停止します。
ストップ-スタート法と異なるのは、ここからで、スクイーズ法の名前通り、ご本人のペニスの先端、
つまり、充満している亀頭部を優しくスクイーズする(搾る)ことで、萎ませます。
搾るというよりは、圧迫すると言ったほうが良いかもしれません。
もう少し具体的に説明すると、亀頭の、陰茎の接合部近くを、親指と人差し指で、腹側と背側から圧迫します。
射精衝動が収まるまで、圧迫を続けます。
時間にして30秒程度とされていますが、個人個人で、圧迫時間は異なります。
1分以上必要な方もいます。圧迫時間は、射精衝動が落ち着くまでになります。
ストップ-スタート法と同様に、ご本人の射精の臨界点を知ることにより、セックスの強度をコントロールしようとするものです。
異なるのは、亀頭をスクイーズ(圧迫する)ことで、より早く、射精の衝動を抑えることができるとされている点です。
亀頭のスクイーズ(圧迫し萎ませる)は、球海綿体筋の収縮を引き起こし、射精衝動が軽減しやすくなるとされています。
スクイーズ法は、セックス時に行うことも可能です。
この場合は、パートナーにスクイーズを行ってもらっても構いません。
The British Association of Urological Surgeons より引用
ペニス(陰茎)根本マスターベーション(penis-root masturbation)とは、比較的、最近提唱されている、
早漏症改善のための行動療法の一つです。
3ヶ月のトレーニング後には、膣内射精までの所要時間が、おおよそ60秒未満だった方が、
180秒まで延長すると報告されています。
遅漏症の患者様の多くが、特異なマスターベーション(床に擦りつけるなど)をしていることに着想を得た行動療法です。
その方法は、まず、下図のように、ペニスの根本部の背側(近位端1/3以内:体に近い側の1/3以内)に、
片手または両手の親指をあて、円を描くように、または、ペニスに沿って、
しっかりと性的な刺激を感じるようにマッサージを加えます。
射精感があった場合、射精感が収まるまでは刺激を加えるのを控えます。
射精感が収まった後、同様のマッサージを繰り返します。
これを10〜15分程度繰り返していただきます。
トレーニング後に射精するのは構いません。マスターベーションでも、膣内射精でも良いとされています。
つまり、この方法は、マスターベーション中だけでなく、性行為中でも大丈夫です。
また、トレーニング中のAV動画(ポルノ動画)などの視聴覚的性的刺激や、パートナーのボディタッチ、キス等も許可されています。
ペニス(陰茎)根本マスターベーションは、週3回、3ヶ月実施していただきます。
これを行うことで、ペニスの挿入後60秒未満で射精に至っていた方が、平均で180秒まで射精遅延に成功したと報告されています。
また、ペニスの性感覚によって誘導される電位(電圧)が測定(陰茎背神経体性感覚誘発電位測定)されており、
神経伝達速度が遅くなっている(神経が鈍くなっている)ことも証明されています。
ペニス(陰茎)根本マスターベーション療法のポイントは、亀頭、陰茎小帯、陰茎遠位部に刺激を加え無いようにすることです。
参照:
(1)Regular penis-root masturbation, a novel behavioral therapy in the treatment of primary premature ejaculation
Asian J Androl. 2019 May 21;21(6):631–634.