血管原性勃起不全に対するアスピリンの有効性|池袋スカイクリニック

血管原性勃起不全に対するアスピリンの有効性

池袋スカイクリニック

血管原性勃起不全に対するアスピリンの有効性

2025年8月27日

Table of Contents

血管原性勃起不全に対するアスピリンの有効性:無作為化比較試験のメタ分析

動脈硬化よる血管内皮機能の低下と血流減少はEDを引き起こす

EDの器質的な原因を考える場合

  • 血管
  • 神経
  • ホルモン
  • その他

を考慮する必要があります。

ここでは、血管原性EDに対して、抗血小板薬であるアスピリンの有効性を示す論文をご紹介します。

生活習慣病例の増加に伴い、動脈硬化から、血管原性EDを生じる例が増加中です。

簡単に言うと、高血圧や脂質異常症、糖尿病、最近ではメタボリック症候群によって、動脈硬化、つまり血管の老化現象が惹起されます。

喫煙も同様です。

動脈硬派は血管内皮細胞の障害です。明らかな、血管の狭窄や閉塞が無くとも、内皮細胞の機能が低下している場合も含まれます。明らかな異常が認められなくとも、EDの原因なります。

狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などは、血管が閉塞する疾患です。その予防に対して、血流を改善させる目的で、しばしば、アスピリンを代表とする抗血症板薬が使用されます。いわゆる血液をサラサラにする薬です。

同様の理由から、動脈硬化を原因とするEDに対して、アスピリンが有効ではないかという着想からの研究報告は多数存在します。

勃起には、陰茎海綿体の血流を増加させる必要があります。それには、一酸化窒素NOの働きを強める必要があります。それが、バイアグラなどのED治療薬の作用にあたりますが、アスピリンは、抗血小板作用だけで無く、血管内皮細胞の一酸化窒素の合成を刺激し、血管拡張作用をもたらします。

そのレビューになります。

ここでは二つのランダム化比較試験が、比較的質の高い研究報告として扱われ、内容が検討されています。

血管原性ED例(18〜76歳)に対しアスピリンを100mg/日、躁うつ病で炭酸リチウムで治療中であり、炭酸リチウムの血管内皮障害によるEDが疑われる例(20〜45歳)に対し240mg/日を使用しています(214例)。

EDの評価は、IIEFスコアで行われています。

この報告では、アスピリン使用群は、IIEFスコアの優位な改善(21.3〜22.8)を認めており、プラセボ(偽薬)群では改善を認めていないため(15,8〜16.3)、血管原性EDに対するアスピリンが、非常に有効であることを示唆しています。

参照:

Efficacy of Aspirin for Vasculogenic Erectile Dysfunction in Men: A Meta-Analysis of Randomized Control Trials

Am J Mens Health. 2020 Oct 28;14(5)

doi: 10.1177/1557988320969082

リベルサスとオゼンピックの用量別ダイエット効果の説明
リベルサスとオゼンピックのダイエット効果の違い

リベルサスとオゼンピックは、同じ成分セマグルチドを含むGLP-1ダイエットに使用される薬ですが、内服薬と注射剤という違いがあります。どちらがより効果的か、実際の減量効果にどのような違いがあるのでしょうか。リベルサスの14mgとオゼンピックの0.5mgが同程度のダイエット効果を持つ可能性がある一方で、使用する際の選択肢や効果の違いについて詳しく解説します。あなたのダイエットに最適な選択を見つけるために、ぜひ続きをご覧ください。

Read More »
抑うつはEDのリスクであり、逆に、EDは抑うつのリスクでもある
うつ病とED勃起不全の相互関係

うつ病と勃起不全(ED)の関係は、私たちのメンタルヘルスに深い影響を与える重要なテーマです。研究によると、うつ病があるとEDのリスクが約39%高まり、逆にEDもまた抑うつのリスクを高めることが示されています。この相互関係のメカニズムはまだ解明されていませんが、行動モデルや生物学的モデルが提案されています。ED治療薬がメンタルな問題の解決に寄与する可能性もあります。

Read More »
心因性EDには、初期に十分量を使用するシアリス漸減療法が有効です。
心因性EDに対するシアリスの漸減療法

シアリスの漸減療法が心因性EDに対して有意な改善をもたらすことが示されています。特に、治療初期に十分な量を服用することが、セックスの成功が自信回復に繋がります。心因性EDは、器質性EDとは異なり、ED治療薬が非常に有効であることが多いです。

Read More »
メトホルミンはシルデナフィル無効のメタボEDを改善する
メタボED例に対するメトホルミンの追加効果

メトホルミンは、インスリン抵抗性を伴う非糖尿病の男性において、シルデナフィルの効果を高める可能性があることが示されています。最近の研究では、メトホルミンを追加することで勃起機能が有意に改善され、IIEF-5スコアが5ポイント以上向上したとの報告があります。副作用も軽度で、治療中断に至ることはありませんでした。メトホルミンの新たな効果に興味がある方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

Read More »
葉酸を補い欠乏症を改善することはEDの改善につながる
葉酸と勃起不全ED

最近の研究で、葉酸が勃起不全(ED)に与える影響が注目されています。血清葉酸値とEDの重症度との関係や、葉酸補充による改善効果が明らかになりつつあります。特に、葉酸が一酸化窒素の生成を助け、EDのリスクを低下させる可能性が示唆されています。葉酸の摂取がED改善にどのように寄与するのか、最新の研究結果を基に詳しく解説します。あなたの性機能をサポートするための新たなアプローチを見つけてみませんか?

Read More »
偽造オゼンピックに対して、国際保健機関WHOより注意警報が発せられている。
オゼンピックの偽造医薬品についての注意喚起

オゼンピックの偽造医薬品に関する警告がWHOから発令されています。近年、世界中で偽造品の流通が増加しており、特にダイエット目的での需要がターゲットにされています。本邦では、オンライン薬局での購入や、無診察での処方はできません。正しい情報を持つことが重要です。あなた自身を守るために、偽造品に騙されないための知識を身につけて下さい。

Read More »