バイアグラとシアリスの効果の直接比較|池袋スカイクリニック

バイアグラとシアリスの効果の直接比較

池袋スカイクリニック

バイアグラとシアリスの効果の直接比較

2026年2月13日

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シルデナフィルとタダラフィルを直接比較検討した報告

元祖ED治療薬とも言うべきバイアグラと30〜36時間薬効が持続するとするシアリス。

ともに、ED治療に無くてはならない薬剤です。

では、実際に、どちらが優れるのでしょうか?

バイアグラは1998年、シアリスは2003年に市販されています。

市販後より両剤の比較検討を行った研究が報告されています。

実際にED治療薬を服用したことのある方であれば、その違いやメリットやデメリットを経験していただいているかもしれません。

ここでは、新たにED治療を考えている方や、他剤に興味がある方向けに、その効果について、論文から引用しながら説明します。

バイアグラとシアリスのED改善効果は同等

ED治療薬であるバイアグラ(シルデナフィル)とシアリス(タダラフィル)の効果についてまとめとも言うべきメタ解析があったため、そこから、ご紹介いたします。

そこでは条件にあった16件の研究報告が含まれ、平均患者年齢は36.9歳から56.2歳、合計5189人の患者が研究対象となっています。

このメタ解析では、勃起機能は国際勃起機能スコアIIEF-EFドメインで評価され、シルデナフィルおよびタダラフィルの両群で、ED改善効果に差は無かったとしています。

使用用量は、各研究報告のデザインで変わってきますが、シルデナフィルは25〜100mg、タダラフィルは10〜20mgで、概ね、一般的な服用量となっています。

性交満足度や性欲や全体的な満足度は有意差なし

性交満足度については、統計学的に有意差は認められておりませんが、平均的にタダラフィルの方がやや高い満足度を示した傾向を認めています。(平均効果サイズ0.45:P95%CI:−0.96~1.86、P=0.53)

性欲や全体的な満足度は、平均効果サイズは0.00であり、統計学的にも、両群に差を認めていません。

副作用の違い

トータルで見た副作用の発現率は、シルデナフィル群とタダラフィル群で、有意差は無かったとしています。

ただし、副作用の内容には差を認めています。

シルデナフィルの方が顔の紅潮(flushing)の発現率が高く、タダラフィルでは筋肉痛(myalgia)や腰痛(back pain)の発現率が高めであったとしています。

12件の研究に頭痛データが含まれており、オッズ比のプール推定値は0.97(95%CI:0.79~1.P19、P=0.77)であり、有意差は認められておりません。

タダラフィルが好まれる傾向がある

16件中9件の研究報告には、男性がタダラフィルまたはシルデナフィルを好むかどうかに関するデータが含まれいます。

この結果から、男性がシルデナフィルよりもタダラフィルを好むことを示唆しています。

この傾向は女性も同様で、シルデナフィルよりもタダラフィルを選ぶ傾向があったとしています。

服薬尊守率と継続率

3件の論文には、3か月間の遵守、6か月の遵守、3か月の持続期間および6か月の持続データが含まれ、メタ解析されています。

解析によると、遵守と継続性の点でタダラフィルとシルデナフィルの間に有意な差は認められていません。

ご本人にあったED治療薬を選択する

池袋スカイクリニックの考え方として、バイアグラとシアリスに、優劣をつけることはございません。

両者の持つメリットとデメリットを理解した上で選択して下さい。

TPOで使い分けていただくのも良いと思います。

初めてED治療薬を服用しようと考えるならば、まず、持続時間が異なり、服用タイミングが異なることを理解し、選んで頂くのが良いと思われます。

最大の違いは持続時間であり、長時間持続するということは、服薬後の”時間的ゆとり”に繋がります。

この”時間的なゆとり”が、この報告にある、タダラフィルを好む傾向に繋がっている可能性があります。

ただ、全ての人に当てはまる訳ではありません。

2025年のED治療薬の世界的なシェアでは、シルデナフィルがおよそ50〜60%、タダラフィルが30%を占めています。

シルデナフィルの方がシェアが高く、選ばれる理由があるのだと思います。

各薬剤の服用法については、各々の項をご参照下さい。

ED治療薬の変更を考える場合|バイアグラとシアリス

ED改善効果については、バイアグラ(シルデナフィル)とシアリス(タダラフィル)の両群で差は認められていません。

もちろん用量によって異なってくる可能性はあります。

シルデナフィル100mgは本邦未認可なため、それに相当するバルデナフィル20mgとタダラフィル20mgを比較した場合、多くの方は、バルデナフィル20mgが強力と、お答えして頂いています。

タダラフィル20mgで効果不足と感じるのであれば、バルデナフィル20mgへの変更を試みて下さい。

副作用の発現率に関しても両者に差はありませんが、内容は異なります。

例えば、バイアグラでほてりや紅潮が気になるようであればシアリスへの変更が、もし、シアリスで筋痛が生じるようであればバイアグラへの変更が有効かもしれません。

頭痛は、両群で発現率に差が無かったとしていますが、両薬剤は、基本となる分子骨格が異なるため、副作用の発現が異なる可能性があります。

つまり、薬剤の変更を試みてみてもよいかと思います。

Direct comparison of tadalafil with sildenafil for the treatment of erectile dysfunction: a systematic review and meta-analysis

Int Urol Nephrol. 2017 Jul 24;49(10):1731–1740.

doi: 10.1007/s11255-017-1644-5

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