Archive for the ‘副作用’ Category

もし副作用が出てしまったら…

木曜日, 9月 10th, 2009

ED治療薬は、3~4割の確立で、何らかの軽い副作用が認められます。
顔や体の火照り、目の充血、鼻づまり(鼻の充血)程度であれば、そのまま、心配されないで、経過を観察してください。
じきに治まって来ます。
バイアグラ、レビトラ、シアリス、いずれも重篤な副作用は、ほとんどございません。

ED治療薬で、頭痛が生じやすい方がいらっしゃいます。といっても、必ず生じるわけではないですが。
1.もともと頭痛もちの方
2.二日酔いで頭痛が出やすい方
これに当てはまる方は、バイアグラレビトラシアリスで、頭痛が生じやすいかもしれません。
はじめから、頭痛薬を併用してしまうのも、よいかもしれません。

ED治療薬で、頭痛が生じてしまった場合、市販の鎮痛剤/痛み止めを服用してみましょう。
これで、改善する場合が多いです。
バイアグラ、レビトラ、シアリスとの、飲み合わせは、問題ないです。

D治療薬で動悸を感じる方がいらっしゃいます。特に、レビトラ、シアリスに比較して、バイアグラで動悸を訴える方が、多目の印象です。(あくまでも印象です)
軽度であれば、経過を観察してください。つまり、ほっておけば、じき消失していきます。
ほとんどの場合は、少し安静を保っていただければ、じき消失することがほとんどです。

もしどうしても副作用が気になる場合は、薬を変えて見てください。
バイアグラは、一番有名で、まずこれから始められる方も多いと思います。
しかし、レビトラ、シアリスに比較すると、やや副作用が多目であります。
バイアグラでだめなら、レビトラ、シアリスに変えてみる。
副作用の出現は、個人差がありますので、ご自身で確認してください。
他の方の意見ではなく、ご自身にあったED治療薬を使用してください。
ED治療薬は、他にも様々な副作用が出現する可能性を、書き込んできました。
ほとんどの副作用が、軽微で、一過性です。たとえをあげると、消化不良や胸焼け、筋肉痛、目の眩しさなどです。
バイアグラ、レビトラやシアリスを服用されている方は、ある程度割り切って、使用されている方が、多数です。

非動脈炎性前部虚血性視神経症

水曜日, 9月 9th, 2009

非動脈炎性前部虚血性視神経症non-arteritic anterior ischemic optic nuerpathy(以下NAION)も、一時騒がれました。
突然、痛みもなく視野が欠損する病気です。原因自体が、定かではないです。
こちらもバイアグラレビトラシアリスとの因果関係は不明です。
EDの危険因子と、このNAIONの危険因子は、似通っています。
ED治療薬との因果関係は不明です。

突発性難聴

火曜日, 9月 8th, 2009

ED治療薬の副作用として、突発性難聴が指摘されたことがありました。
最近では、あまり騒がれてはいないですが。
因果関係は、不明です(ED治療薬が原因かどうか不明です)。
バイアグラレビトラシアリスは、全世界でもの凄い数が服用されています。
なかには、偶然、突発性難聴をきたす方もいそうですが…
因果関係は、不明です。

腹上死!?

金曜日, 9月 4th, 2009

腹上死って、よく聞きますよね?
ドラマチック!?男の本望!?腹上死してもいいからED治療薬を飲んで、ガンガン行く!?
いやいや、生きてて何ぼです。
実際のところ、腹上死って、そんなに頻度は高くないそうです。
日常生活中の突然死と比較し、わずかに増加する程度とのことです。
バイアグラレビトラシアリスを使用したからといって、極端に腹上死の頻度が上がるわけではありません。

腹上死の原因は、主に心臓突然死と脳卒中による突然死です。原因不明の場合もあります。
脳卒中は、性行為中に、興奮して血圧が上昇したときに、脳の血管が切れて、脳出血、クモ膜下出血などをきたすと考えられます。血圧以外の生活習慣病も脳卒中の原因になります。
ED治療薬による、脳卒中の危険は、問題ないです。
バイアグラ、レビトラ、シアリスの影響を考えるよりも、血圧など生活習慣病の治療をしましょう。

腹上死の原因の1つに心臓突然死があります。心筋梗塞や致死性不整脈(心室細動や心室頻拍)が原因です。
何度も書き込みしましたが、あまり過激なことをすると、あまり慣れない事をすると、心臓に負担をかけかねません。
性行為sexは、運動ですから。
そういえば、東京マラソン中に、心筋梗塞になられた方がいらっしゃいましたね。幸い、命は取り留めましたが。
ご自身の体の管理も怠らないようにしないと、長く楽しめません。
バイアグラ、レビトラ、シアリスも使えなくなってしまいます。

安心していただけたでしょうか?
まー、あまり過激なことはしないようにしましょう。無理は禁物ですね。
そうすれば、安全に使用できます。
ただ、バイアグラ、レビトラ、シアリスを用いると、相当頑張れちゃいますが笑。
ED治療薬って、すごいですね!

バイアグラ発売当初、心臓突然死が話題になりました。ED治療薬による心臓突然死…
現在では、ED治療薬の影響というより、先にお話したように、様々な要因が複雑に絡み合い、心臓突然死が生じると考えられております。
腹上死自体、頻度の高いものではありませんが、注意するにこしたことはないでしょう。
レビトラ、シアリスも同様です。

ED薬の心臓への負担について

木曜日, 9月 3rd, 2009

心臓への負担は、様々な因子が影響を相互に及ぼします。
持病や常用薬の問題もそうです。
その他にも、飲酒や、その日の体調も関係してきます。
適度な飲酒は、リラックス効果をもたらし、性欲を増加させます。
しかし、過度の飲酒をしてからの性行為sex(運動)は、心臓への負担を増加させます。
バイアグラレビトラシアリスを服用する前に、確認してください。
そうそう、飲酒は、勃起不全を悪化させもします。

その他にも、糖尿病や高血圧、脂質異常症、メタボリック症候群などの、動脈硬化性疾患をもたれているかた注意が必要です。
これらの生活習慣病といわれる病気は、自覚症状がないことがほとんどですが、知らないうちに、病魔があなたを蝕んでいるかとがあります。自覚症状がなくとも、心臓がやられている可能性があります。心臓への負担が違ってきます。
これらの病気があるからといって、ED治療薬が服用できない訳ではありません。
バイアグラ、レビトラ、シアリスを服用するだけでなく、平行して、治療を受けてください。
生活習慣病が、EDの原因となることは、以前、書き込みましたね。

性行為sexの心臓への負担は、もちろん、その日の体調にも左右されます。
疲れているとき、睡眠不足のときなどは、やはり、避けた方が無難でしょう。ED治療薬の副作用も出やすくなります。
無理は禁物です。
勃起薬は、楽しく服用していただきたいものです。

性行為sexでは、前述の通り、様々な要素が複雑に絡み合い、心臓への負担も変わってきます。
ED治療薬は、副作用の全くない、薬剤ではありませんが、安全性の高い薬剤といえます。
”負の現象”の全てをED治療薬が原因と決め付けないで、環境やご自身の体調や飲酒の有無などにも、気を配りたいものです。
最悪、腹上死なんてことになったら、面白くないですから。

運動です!?

木曜日, 8月 27th, 2009

性行為sexは、立派な運動です。
良い汗かいたな~、なんて、思わないですか?笑
どのくらいの運動量かと言いますと…
”荷物を持って、階段を3階ほど上る程度”です。安静時の消費エネルギーのおよそ6倍程度です。(これをMETSと言います。安静時は、1METSです。性行為を行うには、6METS程度の運動ができないといけないと言われています。
大丈夫そうですか?
バイアグラレビトラシアリスED治療薬をを服用する前に、確認しましょう。

性行為sexは、運動です。つまり、頑張り方によって、運動量に差が生じます。心臓への負担が異なります。
たとえば、体位です。女性上位の方が、一般的には、運動量が少ないです。
まー、やり方次第ですが….
これは、冗談ではなく、非常にまじめな話です。医学書にも、きちんと記載されています。
勉強熱心?な循環器専門医なら、このくらい知ってると思いますよ。
バイアグラ、レビトラ、シアリスを服用する前に、一度相談してみてはいかがでしょう?

性行為sexが、単純な運動行為と異なる点があります。
それは、気分の高揚です。(なかには、憂鬱な方?もいるでしょうが。心因性EDですね。)
まず、相手によって、その気分の興奮度合いが異なります。いつもと違ったパートナーだと、普段より興奮したりします。
興奮が多ければ、心臓もバクバクしてきます。心臓への負担が増えます。
バイアグラ、レビトラ、シアリスのED治療薬共通の副作用として、”動悸”もあります。

更に追加すると、場所も関係してきます。
違う場所で性行為を行うと、マンネリ化していたのも、気分転換になります。
場所を変えると、興奮しやすくなります。
やはり、あまり過激な場所での性行為sexは、心臓への負担を増加させる可能性があります。
勃起薬を服用する前に、確認しましょう。

ED治療薬の副作用

日曜日, 8月 9th, 2009

副作用説明を忘れていました。
バイアグラ、レビトラ、シアリス、いずれのED治療薬も、副作用は…あります。
どちらかといったら、副作用の多めな薬剤に分類されると思います。
しかし、いずれの副作用も、軽微なもので、副作用により、突然死をきたしたり、後遺症が生じたりすることは、心配されなくても大丈夫です。

ED治療薬の副作用は様々です。
バイアグラレビトラシアリスは、PDE5阻害剤というグループに属しております。
よって、副作用も似通っています。
もっとも多い副作用は、顔や体の火照りです。
陰茎海綿体だけでなく、全身の血の巡りが良くなることにより生じます。
血流が良くなりすぎると、副作用として現れる場合があります。
顔や体の火照り以外では、目の充血、鼻づまり(鼻粘膜の充血)も、比較的多目の副作用です。

バイアグラ、レビトラ、シアリスで、頭痛が生じる方も見受けられます。
これもPDE5阻害剤の、血管拡張作用によるものと考えられます。
また、ED治療薬の使用に関わらず、性行為時に(特にオーガズム時に)頭痛を生じる方がいます。これを、性交性頭痛と呼びます。
その発症メカニズムは明らかでは有りませんが、中には、激痛を生じる方もいます。

バイアグラ、レビトラ、シアリスは、そのほかにも、様々な副作用が出現する場合があります。
食道、胃や腸などの消化器の血流が良くなった場合、胸焼け、吐き気や下痢などが生じる場合もあります。
筋肉痛や、眩しく見える等の視覚異常が見られる場合もあります。
挙げ出すときりがないくらいです。

気になる心臓の副作用です。
バイアグラ、レビトラ、シアリスには、心臓への副作用、負担など、悪いイメージが付きまとっていますね。
心臓の副作用は、健常者が服用した場合は、動悸程度です。小走りした程度と言えば伝わるでしょうか。ほっとけば時期に治まります。
心臓突然死や、不整脈は、心配しないでよいと考えます。
勃起薬の服用にあたり、心臓への副作用、負担を心配されると思います。
確かに、動悸など心臓の副作用はあります。
運動制限が必用な心臓病をお持ちの方は、性行為を控えた方が良いと考えます。
どの程度の運動制限が必要か、主治医の先生と相談してください。
ED治療薬の服用が悪いのでなく、性行為そのものが、ある意味運動です。そのため、性行為(運動)はダメですよ~ということです。

服用に注意が必要です

土曜日, 7月 11th, 2009

抗HIV薬を服用中の方、レビトラは服用できません。
その他のED治療薬バイアグラシアリス)は、服用可能ですが、併用により、血中濃度の上昇の恐れがあるため、少量からの服用が勧められています。

水虫などの抗真菌薬を服用中の方、レビトラは服用できません。
塗り薬(外用薬)は、併用可能です。
その他のED治療薬(バイアグラ、シアリス)は、服用可能です。

鎌状赤血球症や多発性骨髄腫、白血病など血液の病気をもたれている方、ED治療薬の服用にあたり、注意が必要です。
これらの病気がある場合、持続勃起症を発症したり、血が止まりにくくなったりします。
治療により、病状が安定されている方は、バイアグラ、レビトラ、シアリスの服用は可能です。

胃十二指腸潰瘍で治療中の方、バイアグラ、レビトラ、シアリスの服用に注意が必要です。
ED治療薬は血管拡張作用を持っているため、潰瘍から出血がある場合、出血が増悪する恐れがあります。治癒されている場合、これらの服用は問題がありません。
しかし、この点に関しては、全く逆の報告も有ります。
胃潰瘍など胃粘膜傷害を来した例に対して、シルデナフィル(バイアグラ)が、この粘膜傷害の治癒を促進したとするものです。
活動性の胃十二指腸潰瘍が有る場合は、勃起薬の服薬以前に、安静を保ちましょう(笑)