シアリスの効果発現開始時間には、個人差が認められます。服用後1時間程度で効果が発現する方、効果発現に4〜5時間要する方など、様々です。余裕をもっての服用(行為の2〜3時間前)をお勧めします。
この効果発現時間内に、ご本人様の性欲が高まった場合、その回数に応じ、勃起効果が出現します。一般的な効果持続時間は、10mgで24時間、20mgで30〜36時間です。
注;性欲の高まりがない場合は、勃起効果は出現しません
効果が長時間持続することが特徴ですが、お薬の血中濃度のピークは、平均すると服薬後3時間前後です。
その後、緩やかに血中濃度が低下し、効果は24時間以上持続します。
そのため、前もっての服用を推奨いたします。
(逆に、緊急の予定の場合は、シアリスcialisはやや不向きです)
注;最高血中濃度に達する時間の個人差が、比較的多めのお薬です。ご本人の最も有効な服用タイミング、飲み方を確認してください。
インターネット上、シアリスは食事の影響が無いとする記載がございます。確かに、食事の影響が無いとする報告もございますが、 やはり食事により体内への吸収が阻害されると考えて下さい。 バイアグラと比較した場合、食事による影響が低減されておりますが、空腹時の服用を心がけましょう。 特に油分の多い食事を取った後は、非常に吸収が悪く、効果が減弱してしまいます。 シアリスの飲み方として、他のED治療薬、バイアグラ、レビトラと同様、空腹時に服薬した方が、無難です。
注;イーライリリー社資料にも、800kcalを超える食事をとった場合、 食事により体内への吸収が阻害され、効果が低減する、との記載があります。 ちなみに牛丼(並)で、800kcalを超えてしまいます。
過度な飲酒は、勃起障害を増悪させます。
よって過度な飲酒後に服用した場合、効果が期待通り現れません。
適度な飲酒は、リラックス効果をもたらし、性欲が増加します。
ED治療に有効な場合がございます。
お酒を飲む場合は、その量に注意しして下さい。
注1;飲酒量は個人差によります。ご自身の適量を確認してください。
注2;飲酒により、副作用が増加する場合がございますので、
注意が必要です。
「今晩予定がありそう」、「デートで出かける」、「旅行にいく」、「週末のんびり過ごしたい」
などの場合は、日昼や、出かける前にシアリスcialisを服用しておきましょう。
やや速効性に欠ける薬剤です。緊急時には、やや適しません。
お気づきの方もいるかと思いますが、シアリスcialis20mgは30-36時間の持続時間を誇ります。
しかし、添付文書上服薬間隔を24時間以上空けるようとしか記載されておりません(36時間以上空けるようにとは、記載されていません)。
心配される方もいらっしゃるでしょうが、他疾患では、シアリスcialisの成分であるタダラフィルは、毎日40mgの服用が認められております。副作用も許容できるものです。
つまり、健常人であればタダラフィル20mgを連日服用しても、特に重篤な問題が生じる可能性は少ないと考えてください(腎疾患、肝疾患などを患っている方は、この限りではございません)。
バイアグラの場合は、医師に指示された服用量を守ってください。
単純に増量しても、副作用が増えるだけで、勃起改善作用を期待できない場合もあります。
シアリスcialisにより、重大な疾患が発現するとは考えられませんが、sex中に、たまたま心臓発作を生じる方がいらっしゃいます。
医学的には、sex中は、やや突然死の頻度が高率です。これは、ED治療薬の服用には関係ありません。
性行為は、運動行為です。テニスやサッカーと同様で、運動中の不慮の発病です。
服用中に、何らかの異変を感じ、救急外来など受診する場合は、担当医に服用の旨を、お話し下さい。
併用できない、薬剤があるためです。主には、狭心症心筋梗塞治療薬であるニトログリセリン系の薬剤です。
可能でしたら、パートナーにシアリスcialisを使用している事を、お伝えしておいてください。
処方されたシアリスcialisは、ご自身のみの使用に限ります。
他者へ譲渡された場合、服用者に害がある可能性がございます。潜在する疾患が、服用により顕在化する可能性があります。
医師の診察を受けてから、シアリスcialisの処方を受けてください。